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蜜毒の罠 薔薇の王と危険な恋人 ラヴァーズ文庫
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蜜毒の罠 薔薇の王と危険な恋人 ラヴァーズ文庫

犬飼のの(著者)

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蜜毒の罠 薔薇の王と危険な恋人 ラヴァーズ文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 竹書房
発売年月日 2014/05/24
JAN 9784812489079

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商品レビュー

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2021/06/20

「薔薇の宿命シリーズ」スピンオフ2作目です。 何でしょう……自分でも意外ですが、このカップルが一番好きかも知れません。 ルイ×紲にしろ、蒼真×ユーリにしろ、会えない期間は長かったけど、お互いに素性は分かっていたし会えば心置きなく愛し合えた訳ですよね(まあ蒼真の場合は出会いに限り...

「薔薇の宿命シリーズ」スピンオフ2作目です。 何でしょう……自分でも意外ですが、このカップルが一番好きかも知れません。 ルイ×紲にしろ、蒼真×ユーリにしろ、会えない期間は長かったけど、お互いに素性は分かっていたし会えば心置きなく愛し合えた訳ですよね(まあ蒼真の場合は出会いに限り堕天させてしまうリスクがありましたけど)。 でも今回の馨と理玖は逆のパターンですよね…。 いつでも会えたけど、お互いに素性を隠していて、そしてお互いに背負っているものが重すぎて、さらにお互いに真に理解してくれる人がいなかった……攻受両視点で書かれているので、どっちの気持ちも切ないし苦しいし悲しいしでたまらなかった。 特に馨は前にも言いましたが本編中はそれほど思い入れはなかったんですが「慈愛の翼」が蒼真メインになったことで、必然的に馨の気持ちも大きく表面化したため、なんか急に馨に対して思うことが増えたというか……。 そして本作で馨メインとなり、さらに馨の孤独や葛藤、だけど悪くはなり切れない優しさが浮き彫りになり、若くして抱え(させられ)たものが大き過ぎて重すぎて、辛くて泣けてきました。 そんな辛かった馨にも孤独や寂しさを共に癒やしてくれる真の幸せがきて本当に良かった。 あとはノアですかね?こうなったらみんなみんな幸せになって欲しい。 しかし馨にとっても紲は特別なんだな、本当の意味で甘えられる家族は紲なんだな…って思った場面がとても良かったです(≧∀≦)

Posted by ブクログ

2016/05/03

薔薇の宿命シリーズのスピンオフ馨編。蒼真に全く相手にされずに可哀想な感じの馨がやっと幸せを手に入れた話で、思っていた以上に良い感じだった。小学校時代に出会ったからというのもあるけれど、魔物界で最強の馨が恋人をちゃん付けで呼ぶというギャップ、その恋人にフラレて普通の若者のごとく凹む...

薔薇の宿命シリーズのスピンオフ馨編。蒼真に全く相手にされずに可哀想な感じの馨がやっと幸せを手に入れた話で、思っていた以上に良い感じだった。小学校時代に出会ったからというのもあるけれど、魔物界で最強の馨が恋人をちゃん付けで呼ぶというギャップ、その恋人にフラレて普通の若者のごとく凹む姿が可愛くて、犬飼先生は本当に人物描写が上手い。これで大体の主要人物のストーリーは書いてしまったけれど、このシリーズもっと続けて欲しいなぁ。

Posted by ブクログ

2014/06/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

▼あらすじ ごく普通の大学生・鷹上理玖は、幼馴染である雛木馨の重大な秘密を知っている。 それと同時に、自分が持っている危険な秘密も隠していた。 目的のため、小学生時代から親友を装い、警戒心と勘の鋭い馨をうまく騙せている、はずだった…。 しかし、ある些細なことが原因で、10年以上隠してきた理玖の秘密が、すべて馨にバレてしまう。 姿を消す理玖と、それを追う馨…。 生まれ持った運命に逆らうことを決意した、ふたりが出した答えとは――。 *** あれだけ蒼真が好きだった馨が一体誰とくっ付くのかとあれこれ想像し、ワクワクしながら発売日を心待ちにしていたので手に取った時は感激しました! 今回も他シリーズ同様しっかりと中身の詰まった内容で、最後まで楽しく読む事が出来たので大満足です。 まずこの作品を通して一番良いなと感じたのが馨の人間らしい面や成長の場面が沢山見られたところです。 今までは不老不死で絶対的な力を持つ最強の魔王という肩書きに相応しく傲慢で俺様な部分が目立っていてイマイチ好感の持てなかった馨ですが、この作品で普通の人間と同じように葛藤したり、そして自分を見つめ直す事で驕り高ぶっていた事に気付いて反省したりと好感の持てるポイントが沢山あり、この作品を読み終わる頃には良い意味で若くて子供っぽいところもより魅力的に感じられるほど馨の事が前よりもずっと好きになっていました。 なので今までの馨はあまり好きじゃない、という方もこれを機に馨の事が好きになるんじゃないかと思います。 また、お互いの気持ちや心の機微などが馨視点、理玖視点、どちらもきちんと描かれている為、一つの行動にしてみても他の小説にありがちな"どうしてこうなったのか"という説明不足による違和感をほぼ感じる事なく非常に納得して読み進める事が出来ました。 やはり文章力のある作家さんならではだと思います。 そして仮にも王と呼ばれる馨の相手が幼馴染みだったりお互いをちゃん付けで呼び合ったりしている設定も良かったし、理玖が紲と似たタイプの性格だったのも好印象。 後は個人的にあまりユーリが好きでは無かったのですが、理玖を励ますシーンでは深くにもジーンと来てしまいました。 一方、ユーリの番である蒼真の出番はあまり無く、蒼真好きとしては少々残念に思うのと同時に馨の事に関しては誰よりも冷めていると取れるような描写があり、「もうちょっと馨に感心を持ってくれても…」と、蒼真に対してちょっぴり不満があったのですが、そんな中特典のSSカードを読んだところ、バッチリ補完されました! 蒼真が内心ではちゃんと寂しがっている事が分かり満足です(笑) 次はラブコレでユーリと蒼真のお話の続編があるそうなのでそちらの方を楽しみにしたいと思います!

Posted by ブクログ

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