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沈黙を破る者
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2014/05/24 |
JAN | 9784309206509 |
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沈黙を破る者
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商品レビュー
3.6
10件のお客様レビュー
短いから読めた、この内容で長かったら辛かったはず。 ナチスがらみは、他国の人間からするとどうもいまひとつ興味がわかない。 訳者あとがきにある「人間の抜き差しならぬ心理を描かせたら、ボルマンの右に出る作家はあまりいないのでは」なんてこたぁぜんぜん感じなかった。 どこに抜き差しなら...
短いから読めた、この内容で長かったら辛かったはず。 ナチスがらみは、他国の人間からするとどうもいまひとつ興味がわかない。 訳者あとがきにある「人間の抜き差しならぬ心理を描かせたら、ボルマンの右に出る作家はあまりいないのでは」なんてこたぁぜんぜん感じなかった。 どこに抜き差しならぬ心理描写が? ああ、恋愛部分はたしかにちょっとぐっときた。 ナチス時代と現代を行ったり来たり、古いほうの内容が頭に入ってこなかった。 プロットはしっくりくる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
地味にハンナとパウルの親父、老へーファーがいい味出している。 元はと言えば、テレーゼがヴィルヘルムの求愛をかわすのに、"前線にいる最愛のヒト"を捏造したのが発端だよね。そりゃ、最初に画策したのはアルヴィーネだけど。 フリートヘルム・ルビシュに自分の写真を送ったりしなければ、戦後会いに来ることもなかったろうし(でもっていきなり会いに行った相手に撲殺されるなんて、気の毒な人…)、息子ロベルトが調べに来ることもなかっただろうし。 あれ、息子がいるってことは? ヴィルヘルムって、自分を撲殺しようとしたとはいえ、女房に死体を押し付け、ID奪って逃走して、また結婚したってことよね。なんじゃこの男。
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結末が、こうなるとは。信じていたものが、ガラガラと崩れさる気分。戦時中は、こんな事が本当にあっていた気が する。
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