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塩の世界史(上) 歴史を動かした小さな粒 中公文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2014/05/23 |
| JAN | 9784122059498 |
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塩の世界史(上)
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塩の世界史(上)
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商品レビュー
3.8
8件のお客様レビュー
なぜか関西万博に行った。 自分の意思ではない。 大変な人出で、入場早々にいろいろあきらめる。 オフィシャルショップにも入れない。 虫が飛ぶわ、蒸し暑いわで、むくれながら、ほとんどの時間を大屋根リングの下で、本書を読んで過ごす。 不機嫌のあまり、塩対応—ならぬ、塩レビューにならない...
なぜか関西万博に行った。 自分の意思ではない。 大変な人出で、入場早々にいろいろあきらめる。 オフィシャルショップにも入れない。 虫が飛ぶわ、蒸し暑いわで、むくれながら、ほとんどの時間を大屋根リングの下で、本書を読んで過ごす。 不機嫌のあまり、塩対応—ならぬ、塩レビューにならないよう、気をつけて書こう。 塩に魅せられた著者が塩の歴史を古代から説き起こす。 各地の製塩技術の発達だけではなく、流通や産業化のいきさつ、政治や外交の分野でどう扱われたかという大きな問題から、塩を使った料理(特に保存食)のレシピまで幅広い話題を扱っていく。 上巻である本書では、古代から近代のはじめあたりのことが書かれている。 そのこともあって、各章が割と独立しているように感じられる(言い換えれば、各地域がそれぞれ孤立しているかのように感じられる。) 塩の専売制度を取った国と、課税などの方法をとる国があったりと違いがある。 そうなんだーと流し読みしてしまったけれど、掘り下げればもっと面白いだろう。 (何分にもむくれ読みをしているので、こんな程度の読む方になってしまう。) 貴重品だった塩を、貴族たちは豪華な器に盛り、食卓で客に見せつけるようにして供したというのは、中国でもヨーロッパでも同じ。 思いのほかリアルな描写で、様子が想像できる。 ケルトの人と思われる塩を掘っていた鉱夫が坑道に閉じ込められたまま塩漬けとなり発見された。 先史時代のものと思われるそれとほぼ同じ特徴を持ったミイラが、ウィグルでも見つかったという話が出てくる。 塩を通して、文字が残っていない時代の人々のことがわかってくるのは面白い。 アメリカの独立戦争にも、塩が関わっていたというのは、自分にとっては新たな発見だった。 アメリカの商人達が力をつけてきて、自分たちで必要な物資を調達できると自信をつける。 ところが、塩に関してはなかなか自給できなかったようで、独立戦争が始まると、たちまち困窮する。 この章は下巻に続いていきそうで、なんだか中途半端だったが、塩が国際問題になるという面白いところにたどりついたところで終わってしまった感じ。 下巻はまだ手に入っていない。 それはむくれなくてすむ状態で読みたい。
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ファンタジー書くなら塩の話を知ってて悪いことないかな、と買ってちびちび読み進めていたのだけれども食文化の話なんだから読んでて楽しくないわけがなかった。あと、いつか書こうと思っている漂海民族の話のために買ったほかの資料とリンクする話題も多くて、個人的にタイムリーだった。下巻はこれか...
ファンタジー書くなら塩の話を知ってて悪いことないかな、と買ってちびちび読み進めていたのだけれども食文化の話なんだから読んでて楽しくないわけがなかった。あと、いつか書こうと思っている漂海民族の話のために買ったほかの資料とリンクする話題も多くて、個人的にタイムリーだった。下巻はこれから読む。
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歴史への登場が遅かった砂糖については、如何に世界貿易システムに組み込まれていったのかを追うことが可能であったが、人間の、いや、生物の必需品とも言える塩についてはどうだろうか。結論から言うと、本書はそれに失敗している。 蜀の塩井、ケルトの塩鉱、エジプトの製塩所と、古代の歴史から詳...
歴史への登場が遅かった砂糖については、如何に世界貿易システムに組み込まれていったのかを追うことが可能であったが、人間の、いや、生物の必需品とも言える塩についてはどうだろうか。結論から言うと、本書はそれに失敗している。 蜀の塩井、ケルトの塩鉱、エジプトの製塩所と、古代の歴史から詳しく書かれているのは間違いないが、それだけ。共通点の探求も交易の影響の考察もなし。ただあったことをそのままに書き連ねるだけのくせに、時代や場所をいったりきたり。塩を使った料理のレシピについては細部まで詳しすぎるくせに、製塩所の技術、規模、生産量は記載がないのを当然としているように読める。塩と政策の関連も総括されることなく、ただその事実をあちこちに分散して書いているだけ。 さらに言えば表記についても気になるところが多く、『アメリカの特許第一号だと思われる』とか大分怪しいし、『すべからく』の誤用が多いあたり、原文だけでなく翻訳も失敗しているのだろう。リズムが悪くて読みにくい。 ちゃんとした人がちゃんと書けば良書になったであろうテーマだろうに勿体無い。識者の再編を望む。
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