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日本鉄道史 幕末・明治篇 蒸気車模型から鉄道国有化まで 中公新書
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2014/05/24 |
| JAN | 9784121022691 |
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日本鉄道史 幕末・明治篇
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日本鉄道史 幕末・明治篇
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商品レビュー
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幕末から明治(正確には1906年の鉄道国有法の公布まで)の日本の鉄道の歴史を扱う。鉄道一本に絞っており、これまでの政治経済通史的な理解では得られなかったニッチな分野に光を当てている。 鉄道をもたらしたのも実はペリーで蒸気機関車の模型を持ってきた。これを佐賀藩や薩摩藩が作り直すと...
幕末から明治(正確には1906年の鉄道国有法の公布まで)の日本の鉄道の歴史を扱う。鉄道一本に絞っており、これまでの政治経済通史的な理解では得られなかったニッチな分野に光を当てている。 鉄道をもたらしたのも実はペリーで蒸気機関車の模型を持ってきた。これを佐賀藩や薩摩藩が作り直すところから歴史は始まる。 そこから有名な新橋〜横浜間の列車に繋がっていくが、この時点では、路線計画、敷設、車両など技術は西洋頼り(お雇い外国人)。そんな状況を鉄道局長たる井上勝が変えていく。具体的には教育機関を作って教えて現場に出すことを繰り返して日本人の手だけで作ることができるようになった。 その後、官と民が併存しながら、大きな幹線を優先的にやるという大方針はあり、民間鉄道事業は許可制なるも、雨後の筍のように官と民の鉄道が乱立。統一的に整備運営する観点から国有化がなされて9割の路線と客を持つ国鉄が登場。イノベーションを阻害するとの観点からの批判も相当あった模様だが、貴族院での大幅修正や衆議院での乱闘国会を経ながら1906年に成立する。 しかし、ストーリーとして面白かったのは鉄道で変わる社会。例えば、横浜・鎌倉が首都からの日帰りツアー圏になったり、日光や松島に盛んに観光鉄道が運行される。瀬戸内海などでの船との顧客争いも面白い。また、影の面として、昔の宿場町の衰退、鉄道が遅い山陰地方の発展の遅れなど「裏日本」概念が生まれたり、早く開通しても首都圏の経済衛星国のようになって搾取される青森県の状況、中間の中都市から大都市への人口流出など鉄道は様々な光と陰をもたらしつつ、社会を急速に変容させていった。
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本書は、1854年二度目の来航を果たしたペリーが蒸気車模型を幕府に献上してから、1906年鉄道国有化法が通るまでの日本の鉄道史を書いた本です。私は鉄道よりも明治時代の産業発展に興味があったのですが、まさに鉄道の目線を通じた産業発展および社会の変化が、当時の新聞記事の紹介など、わか...
本書は、1854年二度目の来航を果たしたペリーが蒸気車模型を幕府に献上してから、1906年鉄道国有化法が通るまでの日本の鉄道史を書いた本です。私は鉄道よりも明治時代の産業発展に興味があったのですが、まさに鉄道の目線を通じた産業発展および社会の変化が、当時の新聞記事の紹介など、わかりやすい形で示されていました。 特に鉄道が地域にもたらした影響が極めてリアルに書かれていて興味深かったです。村の産業全体が壊滅状態になるところもあれば、日光のように観光客数は増えたものの(鉄道によって日帰りできるようになって)宿泊客が減少すると言ったように、当時の日本人に与える影響が全国津々浦々いかに大きかったか、とてもよくわかりました。 またこれは本書の主題ではないのですが、改めて鉄道(線路と車両)というシステム自体を考え出したイギリス人の発想力というかイノベーション力はすごい。急速にキャッチアップしていった日本もすごいが、改めて本書を読んでイギリスもすごいと感じました。本書を読んで、日本の鉄道史自体の理解も深まりましたが、改めて別の興味もわいてきたので満足しています。
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===qte=== 鉄道150年 未来への課題 人口減で採算悪化続く/赤字路線の戦略明確に 山田剛 2022/11/21付日本経済新聞 朝刊 近代国家建設を後押しし戦後復興を支えた日本の鉄道は開業150周年を迎え、新幹線はさらに延伸を続けている。だが、人口減少による経営悪化やロ...
===qte=== 鉄道150年 未来への課題 人口減で採算悪化続く/赤字路線の戦略明確に 山田剛 2022/11/21付日本経済新聞 朝刊 近代国家建設を後押しし戦後復興を支えた日本の鉄道は開業150周年を迎え、新幹線はさらに延伸を続けている。だが、人口減少による経営悪化やローカル線対策などの問題はより深刻化してきた。現代につながる鉄道の歴史と未来について考えてみよう。 JR九州の初代社長として関連事業の拡大を進め、株式上場への道筋をつけた石井幸孝氏の『国鉄―「日本最大の企業」の栄光と崩壊』は、新幹線という最高峰の鉄道技術に到達した巨大官僚組織の盛衰を内部からの視点で描く。 国境問題や食糧自給の観点から北海道の路線維持を強調。「コンテナ新幹線」の導入やJR各社が走らせる新幹線を一体運用する半官半民の「新幹線会社」設立など、未来への提言も盛り込む。国鉄は38年で使命を終えたが、「民営化後35年が経過したJRも体制を見直すべき時だ」という。 沿線人口密度と経営の相関関係を分析した石井氏は「2050年にはJR東日本、西日本の鉄道事業はほぼ利益が出なくなる」と予測。しかも新型コロナウイルス禍は時代の変化を加速させ、鉄道各社が鉄道以外で稼ぐことはもはや不可欠になると指摘している。 小牟田哲彦著『「日本列島改造論」と鉄道』は、1972年に田中角栄通産相(当時)による政策提言書が示した鉄道政策を読み解く。主要都市を新幹線で結んで産業や人口の地方分散を目指すとした本書は、直後に田中氏が首相となった話題性もあり、1年で91万部を売るベストセラーとなった。 田中政権は北海道、羽越、奥羽、中央、四国、東九州など12の新幹線基本計画路線を策定。国が将来建設する新幹線として法的に位置づけたが、このうち10路線までが「改造論」の中身と一致している。 高速道路や航空網の整備もあって、新幹線はむしろ東京一極集中を加速させたとの見方も多い。「地方のためなら鉄道は赤字を出してもよい」とした田中氏の主張も、最近まで受け入れられていた。 『後藤新平の「仕事」』(藤原書店編集部編)では、南満州鉄道(満鉄)や鉄道院の初代総裁を務め、鉄道の近代化に尽力した後藤氏の業績をたどる。 東京―下関間に広軌の新線を建設し高速列車を走らせるという壮大な計画は、地方での鉄道敷設を優先する政治勢力に押されて実現しなかったが、後藤氏の薫陶を受けた十河信二・国鉄総裁らの下で東海道新幹線として結実する。 鐵坊主著『鉄道会社 データが警告する未来図』は、巨費を投じて復旧させた只見線の将来やリニア中央新幹線建設に伴うトンネルの湧水、静岡空港駅建設など様々な問題を「鉄道解説系ユーチューバー」として知られる筆者が中立的視点から解説する。 佐藤信之著『鉄道会社はどう生き残るか』は、諸外国の鉄道経営の現状についても詳しく解説。JR東日本などが英国の鉄道事業に参画するなど新たなビジネスチャンスが生まれた事例を紹介する。 富山ライトレールやえちぜん鉄道、宇都宮市で建設が進む次世代型路面電車(LRT)など、地方都市で鉄道が交通の主役として生き残る可能性も示す。一方で、赤字に陥った地方鉄道を国に押し付けるという考えには疑問を呈し、「民間と公共がやるべきことを明確にする必要がある」と提言している。 佐藤充著『明暗分かれる鉄道ビジネス』は、JR各社や大手私鉄について営業収益や利益、事業構造など経営面の指標を分析。東海道新幹線というドル箱を抱えるJR東海の高収益構造や、営業収益の6割を鉄道以外で稼ぐJR九州の多角化ぶりがわかる。 【さらにオススメの3冊】 (1)『日本鉄道史』(老川慶喜著)…陸(おか)蒸気からの歴史たどる。 (2)『大日本帝国の海外鉄道』(小牟田哲彦著)…海外の鉄路は戦前の観光ブームを後押しした。 (3)『よくわかる最新鉄道の技術と仕組み』(秋山芳弘監修)…経営問題も解説した入門書。 ===unqte===
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