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漢文脈と近代日本 角川ソフィア文庫
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漢文脈と近代日本 角川ソフィア文庫

齋藤希史(著者)

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漢文脈と近代日本 角川ソフィア文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2014/05/24
JAN 9784044081089

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漢文脈と近代日本

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商品レビュー

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2025/05/19

昔、中国文学を学んでいたころ、時代とともに、漢文を読む力が落ちてきているから、自分が年寄りになる頃には、訓読できるだけで人間国宝になれるのではないかと、期待した。  中国で働くようになって、芥川が上海遊記でしるした、中国の現実世界は詩文ではなく、魑魅魍魎跋扈する水滸伝や聊齋の世界...

昔、中国文学を学んでいたころ、時代とともに、漢文を読む力が落ちてきているから、自分が年寄りになる頃には、訓読できるだけで人間国宝になれるのではないかと、期待した。  中国で働くようになって、芥川が上海遊記でしるした、中国の現実世界は詩文ではなく、魑魅魍魎跋扈する水滸伝や聊齋の世界だ、というような言葉に共感した。漢詩古典はファンタジーだと理解した。  今回この本を読んで思ったのは、漢詩文の世界は、メタバース仮想世界だということ。 日本の文化として、構築された世界は書物の中に存在しているのに、そこに訪れる、住まう人が、ほとんどいなくなってしまった感じ。積み上げた文化の重厚さを思うと寂しい気もするけど、それでも、書物としてのこっていれば、仮想世界は確かに存在している。

Posted by ブクログ

2016/12/30

以前から読みたくてならなかった本。 この度文庫での再版となり、めでたく入手。 今年の読み終わりがこの本でよかった。 さて、本書は、日本の近代に、漢文的なるものが果たした役割を明晰に描き出している。 そのアウトラインを、ここで再現してみようか。 それほど明晰に図式が描けるのだ。 ...

以前から読みたくてならなかった本。 この度文庫での再版となり、めでたく入手。 今年の読み終わりがこの本でよかった。 さて、本書は、日本の近代に、漢文的なるものが果たした役割を明晰に描き出している。 そのアウトラインを、ここで再現してみようか。 それほど明晰に図式が描けるのだ。 漢詩漢文に対して、朱子学の官学化に伴い、漢文訓読文が広がる素地が準備される。 規範的な訓読法が全国の学習者に広まっていくからだ。 この訓読文は、やがて明治新政府の法律や政治のことば、西洋から入ってくる新しい学問を翻訳することばとなる。 訓読文が公的なもの、実利性と結びつくようになった反動で、漢詩文が閑雅や感傷の器として、文人的な価値観を帯びたものになる。 鴎外の「舞姫」が、漢文訓読体でなく、雅文体で書かれたのは、こうした運動と軌を一にする、という説明に深く納得。 漢文訓読体は脱漢文脈、言文一致体は反漢文。 荷風や漱石は西洋を梃子に、漢文脈の外へ出て、それと格闘した作家。一方、一世代後の谷崎にとっては、漢文脈は素材として断片化できるものになっていた―このあたりは本当に世代論のようには語れないところなので、もやっとした感じが残る。 漢文脈から日本近代文学を見るとどうなるのか、もっと本格的に語ってほしい。

Posted by ブクログ

2014/09/28

文体が思考の枠組みを形作るという視点に立って、近代日本の漢文脈テキストの文体の変容から、時代人の思考の枠組みの変化の関係をとらえようとする本。多少長かったものの、面白かった。

Posted by ブクログ