アスペルガーの偉人たち

イアン・ジェイムズ(著者), 草薙ゆり(訳者)

• 販売会社／発売会社: スペクトラム出版社
• 発売年月日: 2007/07/03
• JAN: 9784902082074

商品レビュー

2017/07/28

最近、アスペルガーとされる人物を扱った作品を追いかけています。
有名なのだと、英国ドラマ「シャーロック」がありますね。主人公は変わり者の天才でした。
他にも「イミテーションゲーム」「グレングールド」「軌跡がくれた数式」「ビューティフルライフ」「ぼくと世界の方程式」「アマデウス」「ステーブジョブズ」…。
どれも確かに天才的な才能をもった人物です。しかし、その奇異な性格から忌み嫌われ、孤独を味わう影を持っています。
「アマデウス」などは名作だけれど、最後のシーンはすごく気の毒でした。

「シャーロック」のように愛されるヒーロー（本人はヒーローになりたがってないけれど）にはなれないんですねえ。

本書は、アスペルガーとされる人物の生涯にスポットを当てた一冊。

業績やサクセスストーリーを描いたものではなくて、彼らが感じていた負の側面について重きが置かれていて、簡単に言うと生きにくさを描いてます。もちろん類稀なる才能と業績についても記載されています。

時代順に配列されていますが、一から順に読むのではなく、気になった人物を拾い読みするのでいいと思いました。

訳はすこーしゴツゴツしていますが、巻末の訳者あとがきがポジティブだったので良しとします。

2013/03/20

ミケランジェロに、フェリペ２世に、ニュートンに、スウィフトに、トマス・ジェファソンに、ゴッホに、バートランド・ラッセルに、アインシュタインに、ヴィトゲンシュタインに、シモーヌ・ヴェイユに、アンディ・ヴォーホルに、グレン・グールド。

どなたも、実に生きづらそうで・・・。

2010/12/20

アスペルガー、自閉症であったと考えられる２０人の偉人について書かれている。
ゴッホ、アインシュタイン、キンゼイ、ハイスミス、ウォーホルが特に興味を持って読んだ。