クラスメイツ(前期)

森絵都(著者)

• 販売会社／発売会社: 偕成社
• 発売年月日: 2014/05/15
• JAN: 9784038144103

商品レビュー

2025/05/18

「鈍行列車はゆく 千鶴」
変わりたいけれど。
タイミングとしてはいいかもしれないが、無理に大きく変化せずとも自分を磨くのも大事だろう。

「光のなかの影 しほりん」
不安になる日々は。
過去に経験しているからこそ余計不安なのだろうが、こればかりは本人たちに相談しづらいしな。

「ポジション 蒼太」
日頃の行いを見て。
やり過ぎないように考えて言動しないから、重要な局面で何を言っても信じてもらえないのだろ。

「愛と平和のシメジ ハセカン」
親に切ってもらう。
一人で行く勇気が出ない場所な時点で、自分とは縁遠い場所なのだから背伸びせずよかっただろ。

「一〇〇一人目の女の子 里緒」
大切な親友のため。
同じ人を好きになる可能性はあるかもしれないが、自分から伝えてないのだから分からないよな。

「神さまのいない山 アリス」
好きになった相手。
お調子者だけどギャップがあるから気になったとはいえ、告白出来なかったのは心残りだろうな。

「Pの襲来 吉田くん」
話を続ける母親と。
こんな風に一方的に語られたとしても、一つ一つに答えていたらきりがないだろうし疲れるだろ。

「夏のぬけがら 陸」
気を取られた瞬間。
真剣に話をしているのだから、目の前を何がよぎったとしても今だけは気にせず集中すべきだろ。

「言えなくてごめん ゆうか」
バレたくないこと。
どうしたら子供が出来るか理解しているからこそ、簡単に話題にすることができなかったのだろ。

「ゆらぎ 美奈」
信じられない友達。
誰にも言わないでと頼まれたというのに、勝手に伝えてしまったことは謝罪すべきことだったろ。

「悲しいことを悲しむ 敬太郎」
聞かされる愚痴は。
クラス全員を纏めるは難しいことではあるからこそ溢れる言葉とはいえ、聞き手は大変だろうな。

「炎のジャンケンバトル タボ」
幸せな時の連絡に。
心配をかけたくないからとはいえ、離れている間に体型が大幅に変わってたら逆に不安になるな。

2025/05/16

小6の子供にどうかなと思い私が先に読みました。
中学生の心の揺れが描かれており、心配になりつつもまだまだ子供の中学生に少しホッとして優しい気持ちになりました。
12歳年下の弟が生まれて、自分の親は「あのこと」をしてたのかと喜びよりショックが大きかった。それが同級生にバレたら男子からエッチなことでからかわれる、女子からはおぞましいと言われる、と不安になる女の子のエピソードが載っています。
リアリティがあり良いのですが、自分の娘も知ってるとは思いますが、私から伝えていないので親の私からこの本をオススメとして渡すことは止めることにしました。

2025/01/29

図書館本。長女の「面白い」が出た本。面白いんだけどね。小3の長女には少し早いかな、と。出産や成長期の話しなど、ちょっとハラハラしながら読みました。