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ベースボールを読む 慶應義塾大学教養研究センター選書14
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 慶應義塾大学出版会 |
発売年月日 | 2014/04/12 |
JAN | 9784766421385 |
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ベースボールを読む
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110ページと短いけれど、ベースボールにかんする非常に切れ味のいい論文。 都市のなかにぽっかりと存在する緑の牧歌的(パストラル)な野球場。そこでおこなわれるベースボールが、アメリカのナショナルパスタイム(国民的遊戯)として、文化的に特別な物として扱われる理由をさぐっていく。 C...
110ページと短いけれど、ベースボールにかんする非常に切れ味のいい論文。 都市のなかにぽっかりと存在する緑の牧歌的(パストラル)な野球場。そこでおこなわれるベースボールが、アメリカのナショナルパスタイム(国民的遊戯)として、文化的に特別な物として扱われる理由をさぐっていく。 Casey at the Bat に見られる郷愁にみちた詩心。 ポール・オースターの掌編「なぜ書くか」にこめられた、子ども時代の無垢な夢。 オリオールズの本拠地、オリオールパーク・アット・カムデンヤーズが象徴する「古きよき時代を疑似体験できる緑のテーマパーク」 そして映画『フィールドオブドリームス』が象徴する「アメリカンドリーム」(夢と郷愁にすべてをかけることで、現実的な利益が生まれるというオチのつけかた) しかしその影に、長らくメジャーリーグの一部と考えられてこなかったニグロリーグや、最初の野球映画「最後の試合」で崇高かつ悲惨な最後を遂げるチョクトー族の野球選手など、アメリカという国が建国される上で犠牲になった者たちへもしっかりと目を向け、それらが従来の野球文学は映画ではあいまいにぼかされてきたことも指摘している。 またときどき読み返そう。
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