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図解 よくわかる廃熱回収・利用技術
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 日刊工業新聞社 |
発売年月日 | 2014/04/26 |
JAN | 9784526072451 |
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1件のお客様レビュー
「廃熱」というのはあまり馴染みがないかもしれないが、すでに利用されているエネルギーである。例えばゴミ焼却場には温水プールが併設されていることが多い。これはゴミを燃やすことによって生じた熱を捨てずに温水を作るのに利用しているからで、廃熱利用の分かりやすい例だと思う。また、ガスター...
「廃熱」というのはあまり馴染みがないかもしれないが、すでに利用されているエネルギーである。例えばゴミ焼却場には温水プールが併設されていることが多い。これはゴミを燃やすことによって生じた熱を捨てずに温水を作るのに利用しているからで、廃熱利用の分かりやすい例だと思う。また、ガスタービンによる火力発電では、タービンから排出された熱を利用して水蒸気を作り蒸気タービンを回すことで二重に発電機を回している。これはエネルギーの有効利用の例でもある。 本書では廃熱がどこに潜んでいるのか、どうすれば回収できるのかに多くを割いている。すでに利用されているとはいえ課題は少なくない。熱のまま貯蔵するのではなく、電力や運動エネルギーに変換する案を提案している。変換によってロスが生じるが、元々捨てていたものなので十分にプラスといえるだろう。利用方法は、熱交換のエネルギーとしての利用が中心であるが、熱交換用のエネルギーを新たに用意しなくても済む分省エネといえる。また、移動した熱を更に利用するというエネルギーのカスケード接続も可能であるため想像以上に効率が良い。 311の震災以降、原子力に変わるエネルギーをどうするのか?が議論されているが、そこに「廃熱利用」を加えることでより有意義な議論ができるのではないかと思う。
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