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神学・政治論(上) 光文社古典新訳文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 光文社 |
| 発売年月日 | 2014/05/13 |
| JAN | 9784334752897 |

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商品レビュー
4.8
6件のお客様レビュー
哲学と倫理を深く掘り下げるこの作品は、スピノザの思想を理解するための重要な一歩です。著者は、デカルトの哲学や聖書の解釈に対する疑問を通じて、スピノザがどのように倫理学を構築したのかを明らかにしています。特に、当時の宗教権力に対する鋭い批判が印象的で、聖書の教えに対する新たな視点を提供します。読者は、スピノザの倫理学が持つ幾何学的な確かさと、道徳を探求する独自のアプローチに引き込まれることでしょう。また、考えることの重要性を強調し、知性を磨くことの意義を再認識させてくれます。特に、聖書の記述に疑問を持つ人々にとっては、解決の糸口を見つける手助けとなるかもしれません。下巻への期待も高まる一冊です。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
スピノザが住むオランダはカトリック国家スペイン領からプロテスタント国家として独立したため、1648年にはプロテスタントのみ公認されていた。そして、1672年、カトリック国家フランスに侵攻されたときにカトリックに侵略されていると感じていた。当時はヨーロッパ全体に異端を処罰する法律があった。異端とは国教に反する教えのことで、プロテスタントの国でカトリックの教えを広めたり、カトリックの国でプロテスタントの礼拝をしたりすると、国家の宗教秩序を乱すものとして犯罪となった。当時のオランダは宗教比率がプロテスタント4〜5割、カトリック3割、その他2割。スピノザはどの宗派にも属さず距離を置いた。そして、宗教の自由を説いた。「物知り同士のさまざまな争いに政府が法律で片を付けようとした結果、教会内にどれほど多くの分派が生じたことだろうか」「ひとと違う考えをもっていて迎合することができないという[だけの]理由で、誠実な人たちが悪人として追放刑に処せられるなら、国家にとってこれよりも大きな災いが考えられるだろうか。」また、聖書は難しい哲学ではなく、神は人のために誰でも理解できるようわかりやすく作ってくれた。だから、例え話や物語が多いのだと説いた。当時は無神論者扱いだったようだが、スピノザは自分が信じる神を深く信仰していた。オランダが穏健な国だったとはいえ1670年出版でこの内容、捕まらなかったのはすごい。エチカは死後だけれど。
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前半はテキストを元とした聖書神学の先駆けとも言える内容。後半になり『エチカ』にも通じる思想が現れてくる。
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聖書の記述に色々疑問を持っている人はこれを読むとかなり解消されるかも。 キリストの言葉に、右の頬を打たれたら左の頬を差し出せという言葉がある。 随分過激というか、危ない処世術だと思っていたが、これは当時の時代背景をしっかりと配慮に入れるべき言葉らしい。 正義が踏み躙られ、圧政の時...
聖書の記述に色々疑問を持っている人はこれを読むとかなり解消されるかも。 キリストの言葉に、右の頬を打たれたら左の頬を差し出せという言葉がある。 随分過激というか、危ない処世術だと思っていたが、これは当時の時代背景をしっかりと配慮に入れるべき言葉らしい。 正義が踏み躙られ、圧政の時代であったからこそ意味をなしていたという。 正義が尊重される時代の場合は、正しい人でありたければ、法廷できちんと決着をつけるのが良いそうだ。 旧約聖書についての検証も多いが、余り興味が無いのでそこは読み飛ばした。 宗教権力滅多斬りという感じで、鋭過ぎて笑える所もある。当時の聖職者達はスピノザがさぞや煙たかったことだろう。 かといって宗教全てを否定しているわけではなく、結果的に徳性を身に付けることができればそれは良いことと認めている。 キリストに関しては、預言者というより神の口と褒め称えている。
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