いろは匂へど

瀧羽麻子(著者)

• 販売会社／発売会社: 幻冬舎
• 発売年月日: 2014/04/24
• JAN: 9784344025707

商品レビュー

2024/06/29

京都の食器屋さんと、染色家の関わり。
綺麗な映像が浮かぶけど、染色家の光山のどっちともつかない感じは苦手で、最後までそれは変わらなかった。ブライアンみたいなわかりやすい人が私はいいなと思った。

2022/09/09

京都が舞台の、ちょっと大人の恋のお話。
主人公が浮き足立っていないところが良かった。
大人になったら若いときのように真っ直ぐに思い通りに動けないことが多くなります。色々知って経験して、だからこそ躊躇してしまう。
でもこれだというタイミングで動けるようになるのもまた大人。恋だったり、手に入れたいもの、見たいもの、食べたいもの。
躊躇しながらも自分のために何かを得ていく。そうやって生きていけたら少しずつ幸せを積み重ねられるのではないかなと思います。

2017/09/05

光山は根っからの人たらしなんだなぁ。
京都の雅な雰囲気と染織の伝統的な部分が相まってとてもよい空気感だった。あと紫と同年代の私としてはケガした時の一人身の大変さが身にしみた…。そんな時にブライアンみたいな人がいたら絶対惚れる。あと名前の影響もあるからだけど、ブライアンは茶色、肥沃な大地のイメージ。