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朱華姫の御召人 かくて愛しき、ニセモノ巫女 コバルト文庫
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朱華姫の御召人 かくて愛しき、ニセモノ巫女 コバルト文庫

白川紺子(著者), 由利子

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朱華姫の御召人 かくて愛しき、ニセモノ巫女 コバルト文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2014/05/01
JAN 9784086018067

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朱華姫の御召人 かくて愛しき、ニセモノ巫女

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商品レビュー

4.2

6件のお客様レビュー

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2022/04/25

さすが白川紺子、一味違う。主人公や脇役の心の葛藤や悩みを描き、彼らの成長らしきものが見られるのだ。病の母を抱えて叔父に下働きのようにこき使われる蛍は、突然、国の守り神に仕える巫女・朱華姫に選ばれてしまう。蛍の世話を焼く御召人に穢れがあると恐れられる第二皇子の柊がつく。この二人を中...

さすが白川紺子、一味違う。主人公や脇役の心の葛藤や悩みを描き、彼らの成長らしきものが見られるのだ。病の母を抱えて叔父に下働きのようにこき使われる蛍は、突然、国の守り神に仕える巫女・朱華姫に選ばれてしまう。蛍の世話を焼く御召人に穢れがあると恐れられる第二皇子の柊がつく。この二人を中心に物語は進んでいくが、なかなか容易ならざるものではないのだ。その中で、二人の思いが深まっていくのではあるが。帝が蛍たちに理解があるようで、どうも冷徹なところがあり、どうなることやら。右大臣の娘で、桃花司の頭の絲の信頼を得られたのはよかった。

Posted by ブクログ

2016/02/14

周りに顧みられず育ってきたしっかり者の女の子を無愛想男子が過保護に甘やかす図、王道だけど良いものです。飛鳥時代あたりをベースにした世界観もときめく。散りばめられた言葉が綺麗。

Posted by ブクログ

2015/08/05

ついつい表紙&裏表紙買いの1冊です。挿絵が可愛い過ぎて、もう既に表紙から虜になってしまいそうです。 主人公は蛍。杏の実が欲しくて、無茶をしたところから物語は始まるのですが、”朱華姫”に抜擢されてしまうのです。そこには帝のしたたかな思いがあるのですね。 いわゆるシンデレラストーリー...

ついつい表紙&裏表紙買いの1冊です。挿絵が可愛い過ぎて、もう既に表紙から虜になってしまいそうです。 主人公は蛍。杏の実が欲しくて、無茶をしたところから物語は始まるのですが、”朱華姫”に抜擢されてしまうのです。そこには帝のしたたかな思いがあるのですね。 いわゆるシンデレラストーリーです。分かっていても、読み耽ってしまいます。ある日白馬の王子様が!って、どうしてそんな淡い期待を、有り得ないなんて分かっていながら持ち続けてしまうんでしょうね。せめて叶わないなら物語の中だけでも・・・、なんて。つまるところ、女のサガとも言いますか。 そしてこの作品の中に溢れている言葉たちが好きです。蛍に柊、巴に萩、絲、そして帝。更には朝餉に夕餉、そういった平安の世を感じさせてくれる言葉に既に酔いしれてしまいます。宮廷楽と香りが充満してきそうな描写。源氏物語を想像してしまいそうな雰囲気に、次々ページをめくりたくなります。こういう感じ、好きです。 続編ありです。これは買いで決まりです。それぞれのキャラクターに色気があって続きがすごく気になってしまいます!個人的には、特に絲の色香、凛とした艶っぽさが見逃せないです。 小難しい小説もすごく好きなんです。でも、箸休めも必要じゃない。きゅんきゅんしながら世界観に没頭するようなライトノベルって、だからやめられないのです。最近のライトノベルの挿絵は可愛過ぎる!!!! たちがズラリと並ぶとね。源氏物語的な、あーゆう時代背景が好きです。 朝餉に夕餉、すみません・・・、羹(あつもの)という言葉は知らなかったです。いやはや、もう覚えましたよ。とりあえず、もうこの作者、要チェックです。読んでみて良かった。 あ、続編あるんですね。これはこれは、買いで決まりです。続き、気になってしまう。あえて言うならば、この世界のほんの少し入口に立ったまで、なわけですよ。もっともっと、深く、この世界に深く入り込みたいわけですよ。 主人公は蛍。つまり、このストーリーのシンデレラ。いやぁ、そこは控えめでなくシンデレラです。そしてちょっと癖のある皇子様。 小難しい小説もすごく好きなんです。でも、やっぱり箸休めが必要じゃない。そして止まらない活字欲。というわけで、こういうライトノベルがやめられないんですよね。そして最近のライトノベルの挿絵は可愛過ぎる!!!!

Posted by ブクログ