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見えない世界の物語 超越性とファンタジー 講談社選書メチエ573
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2014/04/12 |
JAN | 9784062585767 |
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見えない世界の物語
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商品レビュー
3.4
5件のお客様レビュー
オーソドックスな児童文学史の観点から、抑えるべき作品が抑えられている。 しかし、ファンタジー、超越性といった観点からの作品分析は貧弱に思えた。 島薗進さんの新書『宗教を物語でほどく』は類書として、より興味深いと思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
今まで読んできた児童文学作品の中で、特に心を動かされた物語は、「別世界の先にある、もうひとつの世界」が作中で語られるという共通点があることに気がついた。 別世界での冒険で成長し、「その先の世界」を垣間見る。「その先の世界」にたどり着く過程で、主人公が自己犠牲的な行動をとるというパターンも共通している。 自己犠牲で、どうして心が動かされるのだろう。 人間の無意識の中に、そういう憧れが生まれつきあるのか。それとも、知らないうちに深くキリスト教の影響を受けていたのか。
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ファンタジー、得に児童文学を宗教学の視点から読み解こう という著作。その視点は興味深いし、読んで損の無い本では あるのだが、何となくファンタジーすべてをその観点で語ら れてはかなわないと思うのは、ヒロイック・ファンタジー 好きな私のひがみだろうか(苦笑)。名付けるということは か...
ファンタジー、得に児童文学を宗教学の視点から読み解こう という著作。その視点は興味深いし、読んで損の無い本では あるのだが、何となくファンタジーすべてをその観点で語ら れてはかなわないと思うのは、ヒロイック・ファンタジー 好きな私のひがみだろうか(苦笑)。名付けるということは かくも危ういものだと何となく思った読後感だった。
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