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木材・石炭・シェールガス 文明史が語るエネルギーの未来 PHP新書922
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | PHP研究所 |
発売年月日 | 2014/04/17 |
JAN | 9784569817972 |
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木材・石炭・シェールガス
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商品レビュー
4.1
13件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
再生可能エネルギーは、CO2を出さないが生態系を破壊し、化石燃料エネルギーは、CO2をたくさん出すが生態系を直接的に破壊しない。原子力は、CO2を出さず生態系を破壊しませんが、完璧な技術ではないので、3.11のようなことが起こる。エネルギーについて、ではどうすると良いのか。たとえば、アメリカでは最近、シェールガスという天然ガスが発掘され、新しいエネルギーになっている。これは、昨今のコンピューターと情報技術を使ったハイテク技術によって採掘可能となったガスです。同様に、シェールオイルというものもあり、どちらも地中の頁岩(シェール)に閉じ込められた化石燃料ですが、世界的な埋蔵量はかなりのものだそうです。250年以上持つ、と言われている。著者は、天然ガスの発電技術もできあがっているし、目下、いちばん有望なエネルギー源としています。それに、石炭火力や水力をふくめた再生エネルギー、できれば少しの原子力をまじえたバランスでやっていくことが、日本では適しているのではないか、と難しくてこんがらかったエネルギー世界での、一つの優良な選択肢を提示します。北欧を見習おう、だとか、原発の無いドイツを見習おうだとか、いろいろ、僕も本書を読む前から知っている論調にたいしても、本書では、人口規模や国土の地形の違いから否定したり、逆に火力に頼ってしまってCO2を増やしていたり近隣諸国のお世話になっていたりすることから、ナンセンスさをわからせてくれています。つまり、日本は日本で、かなり頭を使っているので、どこかの国が日本より抜けていてうまいことをやっているってことはないんです。日本は日本の状況で考えうる限りの最善策をやっているようです。
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読了。2014年発行の本。2016年4刷とあった。売れているのかな? 勉強になる。原子力全廃は合理的でないとの主張と思う。2018年の状況について、著者に聞いてみたい気がする。
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データに基づき、エネルギー問題の全体像がわかる。特に再生エネルギーの限界や世の中の誤解が丁寧に説明されている。再読したい。
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