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人狼ゲーム BEAST SIDE 竹書房文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 竹書房 |
発売年月日 | 2014/04/17 |
JAN | 9784812499696 |
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商品レビュー
3.3
11件のお客様レビュー
前作を読んだのでビーストサイドも読もうと購入。前作でも思ったのだが、なんだかダンロンに似ている気もする…。小説読んだことないけどなんだか雰囲気が…挿絵の感じとか…。と思っていたら、どうもダンロンの作者と同じ方であるようだ。納得。今回も面白かった。主人公がなかなかタフだというか、逸...
前作を読んだのでビーストサイドも読もうと購入。前作でも思ったのだが、なんだかダンロンに似ている気もする…。小説読んだことないけどなんだか雰囲気が…挿絵の感じとか…。と思っていたら、どうもダンロンの作者と同じ方であるようだ。納得。今回も面白かった。主人公がなかなかタフだというか、逸脱しているというか…。なんかものすごかった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
前回のゲームでは村人だった由佳。 今回はタイトル通りに人狼としてゲームに臨む。 同じように前回のゲームを生きて勝ち抜けた萬田麗子と伊勢淳も、人狼役を割り当てられていた。 参加者は13名。全員がクラスメートだ。 人狼3名、予言者1名、用心棒1名、共有者2名、村人6名。 前回のゲームではなかった役職も登場し、その代わりに人狼も3名に増えている。 人狼として勝ち抜けるためにはどうしたらいいのか。 由佳は策を考える。 ゲームに慣れていることを悟られてはならない。 あまり目立たず、けれども村人としての反応、考え方は明確にしなければならない。 夜に狩る相手も、手当たり次第というわけにはいかない。 後々に生かしておいたら面倒になりそうな者。 予言者や用心棒などの役職も早めに狩りたい。 逆に、いかにも人狼だと疑われやすい者はスケープゴートとして残しておいた方がいい。 人としての良識や倫理観を捨てなければ生き残ることは出来ない。 由佳以外の麗子たちは、やらなければ自分がやられるという追いつめられた状態で人狼として行動している。 だが、由佳は違う。 由佳は人狼であること、ゲームそのものを楽しんでいる。 極限状態の中で、生きていることを実感している。 何もわからずにゲームに強制参加させられた者たちの行動も、また極端に走りがちだ。 個人的な感情に大きく左右され、自滅していく。 常に冷酷に、残忍に、人でなしとして振る舞った者だけが生き残る。 それが人狼ゲームだ。 人狼は何よりも吊られないことが大切だ。 たった3人しかいない仲間を減らさないようにすることも大事だ。 由佳の身勝手な判断は、結局仲間を踏み台にして自分だけが勝ち抜けるための策でしかない。 連携プレーは必須だと思うのだけれど…。 ゲームそのものを楽しんでいた由佳にとっては、仲間であるはずの人狼も、また自分が生き残るための道具でしかなかったのかもしれない。
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由佳の退屈が嫌いなのには共感できる。 しかし、あそこまで適応できるのは異常ではないだろうか。 実際に命を賭けて戦ったことがないから分からないが…。 心情描写が少なく、状況描写ばかりなのが残念。 人狼の骨頂は心情の変化と頭脳戦にあると思う。 心情描写があった分、前作の人狼の方が面白...
由佳の退屈が嫌いなのには共感できる。 しかし、あそこまで適応できるのは異常ではないだろうか。 実際に命を賭けて戦ったことがないから分からないが…。 心情描写が少なく、状況描写ばかりなのが残念。 人狼の骨頂は心情の変化と頭脳戦にあると思う。 心情描写があった分、前作の人狼の方が面白かった。 他にも、恨んでいる相手がわかるというシチュエーションと比べて、もともと誰を憎んでいるか知っていて、勝手に私刑に人狼の投票を使うというのが弱い。 後、気になった事を一つ。 P28三行目は、身体の「内側から」湧き起ってくる。ではないだろうか?
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