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和宮様御留 新装版 講談社文庫
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和宮様御留 新装版 講談社文庫

有吉佐和子(著者)

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和宮様御留 新装版 講談社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2014/04/15
JAN 9784062778114

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商品レビュー

4.3

21件のお客様レビュー

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2024/10/22

視点がコロコロ変わる系で、途中まで読むのに時間かかった。けど後半一気に読めてめちゃめちゃ面白かった。 なぜ替え玉をしたのか。 主謀者の思いは? なんてことは一切書かれず、想像するしかない面白さ。 距離が近くなるとイライラしてくる人間関係。 相手を軽んじているのが如実に伝わる...

視点がコロコロ変わる系で、途中まで読むのに時間かかった。けど後半一気に読めてめちゃめちゃ面白かった。 なぜ替え玉をしたのか。 主謀者の思いは? なんてことは一切書かれず、想像するしかない面白さ。 距離が近くなるとイライラしてくる人間関係。 相手を軽んじているのが如実に伝わる感じ。 誰々があなたの悪口をこんな風に言ってたよ、と伝えてくる人のいやらしさ。 こういうものが、脇の下に嫌な汗をかいてしまうほど臨場感を伴って書かれている、名作でした。 きわめつけは御所言葉、京都のプライドを堪能できるところ。しびれました。 3周回って、京都好き!

Posted by ブクログ

2024/10/22

江戸時代末期、外国から開国を迫られ、開国派の幕府と攘夷派の天皇と意見が分かれていた。 幕府と天皇との仲立ち(公武合体)のために徳川幕府14代将軍家茂に嫁ぐ天皇の子・和宮様の話。 最初は公家の言葉に慣れずなかなかページが進まなかったが、途中からおもしろくてどんどん読んでいってしま...

江戸時代末期、外国から開国を迫られ、開国派の幕府と攘夷派の天皇と意見が分かれていた。 幕府と天皇との仲立ち(公武合体)のために徳川幕府14代将軍家茂に嫁ぐ天皇の子・和宮様の話。 最初は公家の言葉に慣れずなかなかページが進まなかったが、途中からおもしろくてどんどん読んでいってしまった。 和宮様が替え玉という発想がすごい! あとがきを読むとあながち突拍子もないとはいえないのかもしれないと思ってしまった。 確かにゴタゴタしていた時代だし、身分が高い女性だとたくさんの人に会わないから可能かもしれないなと。 最初の替え玉、フキはただただ不憫。 元気が取り柄で、下女見習いのような身分のフキには宮様の代わりなんて一番やらせてはいけなかったのでは? 気が狂わないほうがおかしい。 二番目の替え玉、宇多絵はフキよりは身分が違わないし、大切に育てられた子だからまだよかったかもしれない。 しかし、時代が変わる時に大変だっただろうな。 このふたりが頼りにしていた少進がすごくよかった! 少進がいなかったらこんなにうまく事は運んでいかなっただろうな。

Posted by ブクログ

2024/09/07

「和宮様は私の家の蔵で縊死なすったのです。お身代わりになったのは私の大伯母でした。増上寺のお墓に納っているのは和宮様ではありません」そんなことを言う女が現れ半信半疑でなんとなく気をつけていると、身代わりを裏付けるような情報に目が止まるようになる。どうやら和宮様は、跋(びっこ)→健...

「和宮様は私の家の蔵で縊死なすったのです。お身代わりになったのは私の大伯母でした。増上寺のお墓に納っているのは和宮様ではありません」そんなことを言う女が現れ半信半疑でなんとなく気をつけていると、身代わりを裏付けるような情報に目が止まるようになる。どうやら和宮様は、跋(びっこ)→健康体→左手首なし、と姿を変えているようだ。そんなことからこの小説は生まれた。 身代わりが真実なのかどうかは闇の中だが、話としてはめちゃくちゃ面白い。それもこれも全ては有吉佐和子の文章力。御所言葉を自由自在に使いこなし、高貴なお公家様の世界をリアルに再現。最初の身代わりフキが経験した堅苦しい作法の数々は、貧しくても一般ピープルの方が遥かに幸せ!と思えるほど異様だ。走れない、喋れない、笑えない、排泄もお付きの人に手伝ってもらい拭くことすら自分でやってはならない。言葉にしても行動にしても、とにかくまわりくどく、もったいつけてるのだ。 公武合体の象徴として徳川家に嫁入りする和宮東下をめぐり、右往左往する周辺の人たちの思惑も些細に描かれていて興味深い。

Posted by ブクログ

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