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『枕草子』の歴史学 春は曙の謎を解く 朝日選書916
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
発売年月日 | 2014/04/10 |
JAN | 9784022630162 |
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『枕草子』の歴史学
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商品レビュー
2.3
7件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
読んでいて疑問点がいくつかあった。 清少納言への料紙献上の内大臣は伊周ではなく公季である、という点。 清少納言が出仕を始めた時期について、177段宮にはじめてまゐりたるころ、より正暦四年が通説になってあるが、ここに出てくる大納言を伊周と決めてかかる点は問題があると指摘し、通説に疑問を呈していること。 清少納言初出仕の頃の大納言は道長であり、清少納言は父の死後、その庇護を失うなかで、道長の推挙により定子に出仕した、とする点。 歴史学者としての著者独自の見解。それぞれ、真相はどうなんだろう? これまで読んだ本には無かった見解であるが、違和感を感じる。
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最終節に結論(主張)が凝縮されているため、そこに至るまでを長く長く感じ、実際に時間もかかった。 「歴史学」も一部で、いわば「社会学」「清少納言の思想・行動分析」の一冊か。 カバー裏を読んで期待したとおり、とはならず残念。
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枕草子の歴史学というほど歴史学ではなかった。どちらかというと、テーマごとに段を並べ替えた枕草子の現代語訳とこの人の解釈集みたいだった。 帯に書いてあるような以外な『枕草子』はなかったと思う。
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