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古代エジプトの埋葬習慣 ポプラ新書031
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ポプラ社 |
発売年月日 | 2014/04/09 |
JAN | 9784591140017 |
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古代エジプトの埋葬習慣
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古代エジプトの埋葬習慣
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商品レビュー
3.3
3件のお客様レビュー
エジプトのミイラは有名だけれど、そもそもなぜ作るのだろう?と疑問だったので本書を読んだ。 ミイラを作る理由は死後来世で使うから、なんだけど、死体から内臓を出して保存したり、鼻から脳みそを掻き出したり、ナトロンに40日も漬け込んだり、手間のかけ方がすごい。 死後も生前と変わらない...
エジプトのミイラは有名だけれど、そもそもなぜ作るのだろう?と疑問だったので本書を読んだ。 ミイラを作る理由は死後来世で使うから、なんだけど、死体から内臓を出して保存したり、鼻から脳みそを掻き出したり、ナトロンに40日も漬け込んだり、手間のかけ方がすごい。 死後も生前と変わらない生活、立場、人間の主従関係が続くと考えるみたい。だから生活道具などもなるべく持っていきたい。葦の原というところで労働がするらしいけど、だんだん身代わりのシャブディという人形を作ってサボろうとしている。 死体を保存しておきたい、という思想は、死後数日で火葬にして骨のみを墓に納める現在日本とは対極だ。また数千年かけて創造された死後の世界が日本と全然違っていて面白い。 死んだ後に行くオシリス神の館で、生前の行いを神々の前で否定告白する中に「私は召使いを彼の主人の前で中傷したことはありません」と名目上とはいえ、立場の弱いものの尊厳を傷つけてはいけない、と権力者が思っていたのが興味深い。 マアトという権力者層の行動規範がある。 カノープスはオシリス神と同一視。 「葦の原」は日本の記紀神話で死語の世界として出てきている。
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古代エジプトの埋葬、その死生観、儀式の意味、その歴史の系統等を掘り下げて書いてある本。 個人的には私の好きなフェリーニの、映画「サティリコン」についてまで言及しているところ(ローマの偽葬儀の場面で般若心経が流れる)が興味深かった。
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このジャンルの本を読むのはほぼ初めてに近いので、完全に素人の目からの感想に終始しますが、「へぇー」連発といったところか。 偉大なる文明の一端を埋葬という観点から見つめるという視点が適切なものかどうかは判断が付かないのだが、少なくとも無理のない論理展開がなされていて凄く興味深かった...
このジャンルの本を読むのはほぼ初めてに近いので、完全に素人の目からの感想に終始しますが、「へぇー」連発といったところか。 偉大なる文明の一端を埋葬という観点から見つめるという視点が適切なものかどうかは判断が付かないのだが、少なくとも無理のない論理展開がなされていて凄く興味深かった。 しかしこれだけの高度な文化を生んだ場所が例えばローマの、帝国主義の下に置かれるとは、、、栄枯盛衰とはよく言ったもんです。
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