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憲法学再入門 法学教室LIBRARY
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 有斐閣 |
発売年月日 | 2014/03/28 |
JAN | 9784641131620 |
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憲法学再入門
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商品レビュー
3.6
5件のお客様レビュー
平易な対話形式で憲法の背後にある理論を解説。ある程度の前提知識が無いと理解が難しい箇所が多々あった。 法律というものが、社会を成り立たせるための「擬制」であることを再認識した。 憲法が想定している「意志」や、憲法を支える正統性の議論は面白かった。
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若手憲法学者お二人が、憲法解釈上の論点を学生向けに解説された本。 大昔に勉強して以来、憲法はご無沙汰でしたが、いよいよ国会で議論されるやもしれず、憲法学の現在地を知りたくて手に取りました。 統治機構を木村草太さん、人権を西村裕一さんが執筆。 木村さんの「憲法の妥当性」。 憲法...
若手憲法学者お二人が、憲法解釈上の論点を学生向けに解説された本。 大昔に勉強して以来、憲法はご無沙汰でしたが、いよいよ国会で議論されるやもしれず、憲法学の現在地を知りたくて手に取りました。 統治機構を木村草太さん、人権を西村裕一さんが執筆。 木村さんの「憲法の妥当性」。 憲法の妥当性を支えているのは、人々の意識にすぎない。 日本国憲法が公布されたとき、人々が「新しい世の中になり、皆この憲法に従おうとするのだろう」と思ったことで、国民の間に「憲法は守るべきもの」という「了解」が成立しただけであって、有力な「8月革命説」は後世の見立てにすぎない。人々の意識が変われば、「憲法変えるべきじゃないか」という議論が出てくる。 だから、時代が変わっても守るべき憲法的価値は絶対に譲らないという「憲法保障」とその担い手である裁判所のあり方を押さえるべきではないか。 西村さんの「まなざしとしての憲法学」。 私たちは、他者のまなざし(「あいつは〇〇な奴だ」という決めつけ)に尊厳を傷つけられる。 スティグマ(=ステレオタイプ的な偏見)を押し付けられた少数者(外国人や性的少数者等)はマジョリティの道徳感を根拠として、さまざま人格的利益を制約される。 社会の差別感情を国家が追認する、いわば国家と社会の共犯関係。 憲法14条が争われたケースでは、具体の権利侵害も問題だけれど、差別を受けて当然という社会の目を国家が裁判という形で認めてしまうことのほうが、より影響が大きい。 故に憲法14条1項はまず、国家機関を名宛人とし構成員の「平等な尊重と配慮」を求める原則として考えるべきではないか。 憲法改正というと、9条や地方自治等の改正内容が主な議論になりますが、その前提として私たちの国家や社会のあり様をどう考えるか、少数の人権を守るとはどういうことか、など基礎的な事がらの大切さに気付かせてくれる本でした。
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自分には少し難しかったが、でも面白いとも思えた。もう少し憲法を学んで読み直すとまた理解が深まると思う。
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