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新訳 紅楼夢(第7冊)
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新訳 紅楼夢(第7冊)

曹雪芹【作】, 高鶚【補】, 井波陵一【訳】

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新訳 紅楼夢(第7冊)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2014/03/27
JAN 9784000286671

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商品レビュー

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2014/08/22

賈家の伯父・賈赦や本家の賈珍の逮捕により、一気に一族の没落が目立つ。その中で、宝玉はいつまでも子供っぽい性格。一方の薛宝釵は少女ぶりが姿を消し、若奥様になっているのが同じ人物と思えず、寂しい気がする。迎春、史湘雲らの不幸。煕鳳の失墜と失意の病死、妙玉の誘拐行方不明など、南陵十二釵...

賈家の伯父・賈赦や本家の賈珍の逮捕により、一気に一族の没落が目立つ。その中で、宝玉はいつまでも子供っぽい性格。一方の薛宝釵は少女ぶりが姿を消し、若奥様になっているのが同じ人物と思えず、寂しい気がする。迎春、史湘雲らの不幸。煕鳳の失墜と失意の病死、妙玉の誘拐行方不明など、南陵十二釵の寂しい末路が源氏物語よりも平家物語の「盛者必衰の理」を思い出させる締めくくりである。ここでも汚職追及、資産差押えなどの法治国家の姿が見え隠れする。しかし第120話はあまりにも展開が早すぎて、情感が乏しく、読後の余韻に欠けるのが残念。

Posted by ブクログ

2014/06/07

第6冊と最終巻の本冊は補作とのことだが、作品世界をきちんと締めくくっており、読後感は収まりが良い。読書もこのあたりまでくると、登場人物の行く末に何かしらの感慨があり、長い物語につきあった時の独特の感動がある。堪能した。なお、各冊の巻頭にある「本冊の読みどころ」は、ネタバレなので、...

第6冊と最終巻の本冊は補作とのことだが、作品世界をきちんと締めくくっており、読後感は収まりが良い。読書もこのあたりまでくると、登場人物の行く末に何かしらの感慨があり、長い物語につきあった時の独特の感動がある。堪能した。なお、各冊の巻頭にある「本冊の読みどころ」は、ネタバレなので、物語世界に慣れてきた第5冊あたりからは、先に読まない方がよかったなと、今になって思う。

Posted by ブクログ

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