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現代ミリタリー・インテリジェンス入門 軍事情報の集め方・読み方・使い方
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 潮書房光人社 |
発売年月日 | 2014/03/26 |
JAN | 9784769815679 |
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現代ミリタリー・インテリジェンス入門
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2件のお客様レビュー
入門書としては分かりやすく、網羅されているんだろうけどインテリジェンス入門にどれだけ需要があるのかは少し謎だ。「他人事ではない、ニーズとシーズの問題」という本書のコラムで「読者、あるいは編集部からのリクエストという形で、ニーズに合わせて原稿を書くのが基本的なパターンだが、書き手が...
入門書としては分かりやすく、網羅されているんだろうけどインテリジェンス入門にどれだけ需要があるのかは少し謎だ。「他人事ではない、ニーズとシーズの問題」という本書のコラムで「読者、あるいは編集部からのリクエストという形で、ニーズに合わせて原稿を書くのが基本的なパターンだが、書き手が自ら企画を提案することもある。」その場合はニーズがあると見込んで提案するのとニーズがあるかどうか分からないが、知っておいてもらいたいのいずれかで「時には後者が必要になることもあるはずだ」と書いている。前文でも書いてるが出回っている軍事関連情報には日常生活にも影響する場合があり、公開情報をどのように見ればいいのかを知ってもらおうというのが本書の意図だそうな。 外務省のラスプーチンと言われた佐藤優氏によると秘密情報の95〜98%は公開情報の再整理から得られるといっている。仕事の話で言えばネットでいくら検索しても肝心なことは分からないと言われたことがあるが、それは多分この残りの2〜5%にあたる範囲のことなんだろう。ただそれでも大部分の情報にあたる公開情報を再整理するのが大前提なんだろう。著者はどうやら軍事オタクらしく「kojii.net」の今週の軍事関連ニュースには米軍の調達情報とかロシアの唯一稼働している弾道ミサイル早期警戒衛生が使用不可能になったとか細々したニュースが書いてある。こういうのが公開情報で定点観測して分析することで秘密情報が見えてくるということなのだろうか。調達情報が重要なのは分かるがそれを定点観察し続けるのは一般市民はやらないと思うが。 本書の例では外務省の求人情報というのもある。 平成25年7月12日付け 採用期間:平成25年10月1日から平成26年9月30日までの1年間 職務と待遇:国際テロ分野の担当官 給与は各人の経歴に即した格付け後規定通り 採用人数:1名 応募資格:①大卒同等以上②国際テロの分野で実務または研究の経験が通算8年以上③アラビア語の高度な語学力④当該期間の継続勤務が可能⑤日本国籍でかつ外国国籍をもたない。 いるのかこんな人?しかも1年ぽっきりだ。 情報漏洩の最も弱いポイントは生身の人間と言うのもそうだろう。今ならSNSだが第二次大戦中には個人の日記が米軍の情報源になっていた。移動中のパソコン使用や飲み屋での会話に注意しろと言うのは普通の会社でも言われることだが国によっては情報機関の職員が利用してもいい「公認歯医者」まで決めているという。麻酔をかけられ何か口走ってしまわないように他の職員の立ち会いをする例まであるとか。 本書の企画の意図からすれば情報の収集、再整理からこういうことが予想できるというのと、後から分かった事実を突き合わせるなどを組み合わせればもっとワクワクする読み物ができたようなのがやや残念。色々な例は上がっているのだがあまり記憶に残らず読み飛ばしてしまった。
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一連の書籍同様、色々なことについてよく調べていることは感じられるが、読み終わってもへーとしか感じられず、本書を基に次に別の本を読もうというきっかけにならない。 ただ、基本として押さえておくべきことはほぼ網羅されていると思うので、書名のとおり「入門」として読むのには良いかと思う。
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