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落書きに歴史をよむ 歴史文化ライブラリー375
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 吉川弘文館 |
発売年月日 | 2014/03/24 |
JAN | 9784642057752 |
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落書きに歴史をよむ
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商品レビュー
3.3
5件のお客様レビュー
落書きはいつの時代も、ある意味生の世相を表す鏡と言っても良いくらい、その時代を庶民目線から知る事ができる貴重な資料と言える。 しかし、何気に男色の事について書かれたものが多いというのも、現代の便所落書きレベルのものはいつの時代もあるんだと、ちょっと面白い。
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☆16世紀後半から17世紀前半にかけて、巡礼という非日常でラキガ期を書いた。本貫地と名前を書いてあるのが多い。
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【落書きに勝っている気がしない】 「落書き」というのは、一般に悪いこととされている。たまに見かける落書きは、確かに品のいいものではない。しかしこれも今に始まったことではなく、昔からあるのだ、という話…ではない。 落書きに歴史をよむときの定形表現「かたみかたみ」。かたみは、残す...
【落書きに勝っている気がしない】 「落書き」というのは、一般に悪いこととされている。たまに見かける落書きは、確かに品のいいものではない。しかしこれも今に始まったことではなく、昔からあるのだ、という話…ではない。 落書きに歴史をよむときの定形表現「かたみかたみ」。かたみは、残す、という意味の形見、でもあろう。この言葉は、巡礼者によって各地にもたらされ、仏堂に落書きされる。それも、何処の誰だと署名入りで。この部分で今の落書きとは決定的に異なるものがある。落書きは御札を納めることと同等の行為だったのだ。誰もが字を書けたわけでもない時代、いろはにほへと、と書いた落書きも今、その歴史的価値をはかられようとしている。それだけ、当時の人たちには「書く」ということが一大事だったのだ。日々ストレージの片隅を汚している私達は果たしてこれでよいのだろうか。 巡礼をして「かたみかたみ」を残してくる、そんな密度のものつくったことが無い気がして、焦る。
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