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艶母散華 息子の友人に犯されて リアルドリーム文庫
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艶母散華 息子の友人に犯されて リアルドリーム文庫

空蝉(著者)

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艶母散華 息子の友人に犯されて リアルドリーム文庫

定価 ¥775

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 キルタイムコミュニケーション
発売年月日 2014/03/27
JAN 9784799205563

艶母散華

¥715

商品レビュー

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2014/04/02

圧巻で強烈な二段階の寝取られに為す術無し

二次元ドリーム文庫で作を重ねていた作者が系列のリアルドリーム文庫より路線を変えて上梓した作品だが、寝取られを題材にするところは2013年頃からのトレンドに乗った形なのかもしれない。ただ、リアルドリーム文庫では以前より『熟母略奪-息子の前で犯されて』(著:筑摩十幸、2012年)や『...

二次元ドリーム文庫で作を重ねていた作者が系列のリアルドリーム文庫より路線を変えて上梓した作品だが、寝取られを題材にするところは2013年頃からのトレンドに乗った形なのかもしれない。ただ、リアルドリーム文庫では以前より『熟母略奪-息子の前で犯されて』(著:筑摩十幸、2012年)や『継母強奪-私は義息に奪われた』(著:屋形宗慶、2011年)といったほぼ同系統の作品も出ているため、そうした四文字タイトルの略奪凌辱の流れにあるとも言えよう。そして、本作の寝取られ感は相当に強烈である。 【頼子】 気丈で凛としていながら家庭では世話好きな一面もある35歳の塾講師。夫は単身赴任中。 【優弥】 頼子の息子。真面目で心優しく成績も優秀な15歳の少年。 【マモル】頼子が勤める塾の生徒で優弥のクラスメイト。醜い顔立ちの根暗な少年。 表紙カバーイラストで描かれているのはどちらも頼子である。塾での颯爽としたスーツ姿と艶かしいランジェリー姿で頼子の境遇を描いているものと思われるが、優弥との母子相姦も無い本作は官能的に頼子とマモルの1対1の作品でもある。優弥を貶めるネタで迫ってくるマモルの歪んだ情欲に毛嫌いしつつも息子のためにと不承不承な関係を許していく中で次第に夫では得られなかった快楽と肉欲の虜となってしまう頼子の淫らな堕ち様がじっくり描かれている。 塾の教室やトイレ、あるいは出向いたプールでマモルからの脅しに屈服を続ける第三章までの前半と、マモルの邸宅に呼ばれて6日間のめくるめく淫靡な日々を送らされる第四章からの後半とで大別される構成により、前半の流れは全て後半への布石であることが分かる。公式サイトの立ち読みコーナーが本作の第四章を紹介していることからも察せられるように、本作は第四章からが本番とも言える。 半ば強要ながら家庭を置いてマモルの元へ赴くのが第四章では少し早過ぎないか?そもそも優弥を産んでから遠ざかっていたとはいえ肉欲的に堕ちる(堕ちかける)のが早くないか?とも感じたが、それもこれも第四章で判明する。マモル宅での6日間で、その初日と最終日を巧みに用い、所を変えて描かれる寝取られ演出は圧巻である。そうか、そうキタか……こ・れ・は、という為す術の無い寝取られを優弥と共に読み手も喰らいながら悶絶するしかなかろう。これがまた事の発端となった脅しのネタとも物理的に共通するため、マモルの趣向という意味でも作品を奥深くさせているオマケ付きである。NTRスキーな諸兄には「この“間接”技は利く」とお伝えしておく。実はこの第四章で頼子とマモルの初合体となるのだが、ここまで焦らしに焦らされてきた頼子の乱れっぷりが、同じく焦らされてきた読み手の興奮の解放と同調する演出の妙には唸るばかりである。 そして、これだけでは終わらないところが本作の凄みであり、すれ違いを見せ始めた頼子と優弥の、その間隙を突いてマモルが繰り出した「引き」の一手が最終的なトドメとなる。息子のためを拠りどころとしていた頼子の奥底に秘められた真実が突きつけられる心の逆転を描きながら、その最後の夜が頼子と優弥の最期でもあるというダイレクトな寝取られの第六章によって略奪が完遂されている。独善的ではあるが高圧的ではないマモルの狡猾な幼さがワルな真骨頂として滲み出たクライマックスは壮絶ですらある。先の寝取られ場面と同じく優弥より先に状況を知っている読み手が一足早く絶望感を味わってしまう巧みな演出がここでも発揮されており、その構成力には諸々の細かな因果関係や設定も含めて感嘆するしかない。 悲劇でもありハッピーとも見受けられる結末については好みが分かれるかもしれないし、何よりここに至るまでの老獪な企てと手慣れた性技を果たして15歳の少年が持ち得るのか?といった根本的な疑問が生じないこともないのだが、それらを瑣末に思わせる圧倒的かつ強烈な官能要素が本作をドス黒く彩っており、あるいは余分な要素として細かな部分は作者がオミットして緻密で秀逸な表現による官能描写に頁を割いた可能性も考えれば、最終的に作品としては素晴らしい仕上がりになったと言えるのではなかろうか。久し振りにくらくらする官能小説を読んだ思いである。

DSK

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