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メキシコ麻薬戦争 アメリカ大陸を引き裂く「犯罪者」たちの叛乱
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メキシコ麻薬戦争 アメリカ大陸を引き裂く「犯罪者」たちの叛乱

ヨアングリロ【著】, 山本昭代【訳】

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メキシコ麻薬戦争 アメリカ大陸を引き裂く「犯罪者」たちの叛乱

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 現代企画室
発売年月日 2014/03/10
JAN 9784773814040

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商品レビュー

4.5

8件のお客様レビュー

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2024/03/19

防弾効果があるのでは?と思える程の分厚さと納得の見応え。メキシコ麻薬戦争の全てが詰まっている。 あの最恐かつ最強のロス・セタスのリクルート事情や、麻薬以外の収入源は意外と身近な物!?それに地域住民との関係性、組織の存在が世界に与える影響…といちいち規格外なエピソードの数々は、も...

防弾効果があるのでは?と思える程の分厚さと納得の見応え。メキシコ麻薬戦争の全てが詰まっている。 あの最恐かつ最強のロス・セタスのリクルート事情や、麻薬以外の収入源は意外と身近な物!?それに地域住民との関係性、組織の存在が世界に与える影響…といちいち規格外なエピソードの数々は、もはや映画。そしてメキシコ国内にできた、もう一つの国家とも言える。 当時と比べて現在は、麻薬カルテルの勢力関係図も大幅に変化してる為に、そろそろ続編が欲しい今日この頃。

Posted by ブクログ

2021/08/29

映画や小説で描かれるメキシコカルテルの残虐性に衝撃を受け、「なぜメキシコ人はこんなに残虐なのか」という疑問を抱きました。本書は、そんな疑問に答えてくれる1冊です。 ・メキシコの麻薬カルテルが生まれた歴史的経緯 ・2000年代後半以降の「麻薬戦争」の発生原因 ・抗争の過激化、残虐...

映画や小説で描かれるメキシコカルテルの残虐性に衝撃を受け、「なぜメキシコ人はこんなに残虐なのか」という疑問を抱きました。本書は、そんな疑問に答えてくれる1冊です。 ・メキシコの麻薬カルテルが生まれた歴史的経緯 ・2000年代後半以降の「麻薬戦争」の発生原因 ・抗争の過激化、残虐化の理由 このあたりにのことが知りたい方にはおすすめです。 個人的な理解としては、 ・アメリカ⇔メキシコ⇔中南米という3者間で麻薬とお金と武器が行き来する構造があり、そこには資本主義の原理が働いている。 ・メキシコで長年の一党独裁体制が崩壊して政権の統制が弱まったことで競争が過激化し、そこにアメリカから武器が、中南米から暴力が流れ込んだことで抗争が過激化した。 ・メキシコ人が残虐なのではなく、残虐化する構造が存在する、したがってその構造を変えない限り残虐行為は止まらないし、さらに拡大する危険がある。 といったところです。 本書の内容は2014年時点のものですので、最新の状況はわかりませんが、こうした構造が解消されない限り、麻薬をめぐる抗争が収まることはないように思います。

Posted by ブクログ

2021/03/22

筆者は21世紀に入り「タイム誌」などにラテンアメリカ中心としてのペンをふるってきた報道マン。メジャーデビューが最初のこの執筆は高い評価を得た。 コロンビアが有名な薬の闇・・実はメキシコは20世紀からかなりの惨状を呈していた。銃のドンパチと異なり「闘い」ではあっても国内、国民も巻き...

筆者は21世紀に入り「タイム誌」などにラテンアメリカ中心としてのペンをふるってきた報道マン。メジャーデビューが最初のこの執筆は高い評価を得た。 コロンビアが有名な薬の闇・・実はメキシコは20世紀からかなりの惨状を呈していた。銃のドンパチと異なり「闘い」ではあっても国内、国民も巻き添えにした有様が日常化しているからだろうか・・世界への大ぴらな報道がなされていない感じ(イラ・イラ戦争、中国の少数民族弾圧やロシアの内政干渉などと比して)死者の数は頁を捲るごとにスタンプの様に登場することもあり、読み手の頭の中が麻痺して行く。そして殺戮方法のとてつもない残虐さ。。政権を握ったものが身内も一緒くたにして営利を手にし、女優を愛人にし 語りつくせない所業が延々と。 日本からすると遠い国の様に感覚的に伝わってきにくいがアメリカとメキシコの頼りない国境を隔てた闘いの現実が無知の私にとって読むだけで憔悴しきる内容を越えていた。

Posted by ブクログ

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