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ハンムラビ王 法典の制定者 世界史リブレット人001
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 山川出版社 |
発売年月日 | 2014/03/12 |
JAN | 9784634350014 |
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ハンムラビ王
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商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
山川出版社の「世界史リブレット」シリーズの栄えある第一巻。 「目には目を」のハンムラビ王について、分かりやすく解説してくれる。 どうしても復讐法のイメージが強いハンムラビだが、42年間の在位の大半は大国に囲まれた小国の苦しみを味わっていたことなどが、外交文書などを通じて伝わってくるのがとても面白い。 本の前半はハンムラビの生涯の概観、後半はハンムラビ法典についての解説となっており、この時代全体をリア委出来るのも良い。 外交文書などの現代語訳がどれも秀逸なのが素晴らしい。 だからこそ、ハンムラビ法典は序文や最後部分も含めて、しっかり現代語訳を載せて欲しかった。
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「目には目を、歯には歯を」ハンムラビが思ったよりも遠山の金さんっぽい。資料が少ない古代の本なので物足りない読後感。 _____ p61 法典の生まれた土地柄 バビロニア王国は降水量の少ないメソポタミアにある。農業をするには肥えた土地と灌漑施設が必要である。それゆえに土地をめぐる争議が多い土地だったのだろう。だから、判例集である法典を作ったということも考えられる。 p76 呪いの付与 ハンムラビ法典の末尾にはこれを毀損した者へ向けた呪いの句が長々と書かれている。王文碑の末尾などにもよく書かれる。法典が長くあり続けることが願われていると見える。しかし、長いってのは、ハンムラビは意外とねちっこい奴だったのかな。 p81 法的拘束力 ハンムラビ法典に法的拘束力はない。慣例や裁判の判例をまとめたものであるから、そのものに法的拘束力はない。この頃、文字を読めるものは書記官しかいなかった。当時は王も文字が読めないのが普通だった。人々はもめごとが起きた場合、この法典碑の前で書記官に自分のケースがどの条文に当てはまるか読み上げてもらい、その判決をしていた。 p84 ハンムラビ法典の性質 ハンムラビ法典は当時、従来の法典に比べて刑事罰の側面が強い。そして、当時の身分の違いによって量刑も変わった。一般自由人同士の訴訟の場合は、被害者救済のための罰金による解決がなされた。しかし、上級自由人が被害者の訴訟の場合、社会に対する脅威を取り除くためか、加害者に同害復讐による厳罰が課された。 ____
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