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世間のひと ちくま文庫
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世間のひと ちくま文庫

鬼海弘雄【著】

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世間のひと ちくま文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2014/03/12
JAN 9784480431561

世間のひと

¥1,650

商品レビュー

4.3

4件のお客様レビュー

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2024/02/09

「世間のひと」というタイトルだけど、写ってる人はどうも所謂「ふつうの人」ではない。言ってしまえば「はみだし者」である。だからこその強いクセが白黒のポートレートの中でむんと匂い立っている。世間にチャックが開いたおじさんってこんなにいる?!って思った笑 そんな彼らだから、撮影された年...

「世間のひと」というタイトルだけど、写ってる人はどうも所謂「ふつうの人」ではない。言ってしまえば「はみだし者」である。だからこその強いクセが白黒のポートレートの中でむんと匂い立っている。世間にチャックが開いたおじさんってこんなにいる?!って思った笑 そんな彼らだから、撮影された年代はバラバラなのに時代感とは無縁な雰囲気を感じる。その背景には、撮影地である浅草という土地の性格もあるのだろう。 読み終わると、冒頭に鬼海さんが記した「王たちの群像」という言葉がとてもしっくりくる。

Posted by ブクログ

2019/06/02

市井の人、それぞれの歴史を刻んだ今のありようを切り取っている1枚1枚の写真を眺めているとポートレイトがこうやって時代を共有していく表現になるんだと思えた。

Posted by ブクログ

2017/06/14

「世間の人」とあるが、被写体はあらかた異形の人たちに見える。程度の差はあるが、なんとも普通ではない人たちがこれでもかこれでもかと登場する。浅草という場所が彼らを呼び寄せたのか、撮影者である鬼海弘雄さんが吸い寄せられたのか、いや、鬼海さんが撮るからこそ、それぞれの人の持つ異様さがク...

「世間の人」とあるが、被写体はあらかた異形の人たちに見える。程度の差はあるが、なんとも普通ではない人たちがこれでもかこれでもかと登場する。浅草という場所が彼らを呼び寄せたのか、撮影者である鬼海弘雄さんが吸い寄せられたのか、いや、鬼海さんが撮るからこそ、それぞれの人の持つ異様さがクローズアップされるのだろう。撮影時期は1973年から2013年と長いが、この40年は一瞬で、どの人も今も浅草に行けば会えそうな気がしてくるから不思議だ。

Posted by ブクログ

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