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僕らは、自分の生きたい人生を生きることができる GID当事者であるまえに、ひとりの人間として伝えたいこと
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僕らは、自分の生きたい人生を生きることができる GID当事者であるまえに、ひとりの人間として伝えたいこと

澤岻良心【著】

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僕らは、自分の生きたい人生を生きることができる GID当事者であるまえに、ひとりの人間として伝えたいこと

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ゴマブックス
発売年月日 2014/03/06
JAN 9784777115853

僕らは、自分の生きたい人生を生きることができる

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2017/11/13

LGBTQの本棚から 第27回「僕らは自分の生きたい人生を生きることができる」 今回紹介するのは 「僕らは、自分の生きたい人生を生きることができる」(澤岻良心) です。 サブタイトルは 「GID当事者であるまえに、ひとりの人間として伝えたいこと」 ※GID:性同一性障、セクシャ...

LGBTQの本棚から 第27回「僕らは自分の生きたい人生を生きることができる」 今回紹介するのは 「僕らは、自分の生きたい人生を生きることができる」(澤岻良心) です。 サブタイトルは 「GID当事者であるまえに、ひとりの人間として伝えたいこと」 ※GID:性同一性障、セクシャルマイノリティのなかの一つ このかたが前向きに自分の人生を生きることにした理由や、そう考えられるようになったきっかけなどが書かれているのですが、それは、別にセクマイに限らず、多くの人に当てはまることばかりだと思います。 そのなかから、いくつか心に残った言葉をあげていきます。 まずは 『人間って、自分が思うよりずっと、自分に嘘をつくものだって思う。自分を騙すのも自分だし、その自分を助けてやれるのも自分だったりする。それに気付く人と気付かない人で、人生はずいぶん変わってくる気がする。』 ということば……。 ある出来事があって、その時の記憶違いが長年自分を苦しめていたことに気づいたときの言葉だそうです。 確かにその通りだなと思うことが僕にもありました。 「本当は辛くてどうしようもないけど、みんなだってそうなんだろう。だから僕も辛くない、大丈夫なはずだ……」 なんてふうに……。 ひとりひとり感じることや考えることは違うのに、周りがそうだから僕も同じでなければならないとか、自分だけ弱音を吐くなんて情けないとか、自分が弱いからだとか、自分で自分を追い込んでさらに苦しくなる悪循環ってありませんか? これってGIDだから、ってことじゃないですよね? 次は 『ぼくを苦しめているのは、変わろうとしない「ぼく」なのかもしれない。』 最初に紹介した言葉と似ているかもしれませんが、GIDの当事者的に話すと、変わることってすごく手間がかかるし勇気のいることばかりなんですよね。 例えば改名だと、今まで使っていた名前を捨てて新しい名前で生活することになるので、昔から自分を知っている(けどカミングアウトはしていない)人にGIDであることがばれてしまうかもしれない……という不安と闘いながらすることになるし……。 性転換手術だって、もしかしたら命を落とすかもしれないとか、手術が失敗したらとか、手術をしても望む通りの身体にはなれなくて自殺してしまうケースも多いらしいし……とか、大げさでもなんでもなく、命を懸けた変身なんです。 それでも改名したり手術を受ける人がたくさんいるのは、自分らしく生きたいからなんだと思います。 そのままでいることが自分を苦しめているとわかったから、いくら手間やお金や時間がかかろうと、自分のために一歩踏み出すんです。 もし今、とても苦しくてしょうがないGIDの人がこの記事をみてくれているなら、小さなことでいいから自分のしたいことをしてみてほしいです。 なりたい性別の服を買って着てみるとか、本当にそれだけでいい! なんなら使ってみたい一人称をこっそりつぶやいてみるだけでもいい! わたし!ぼく!俺!アタシ!!  それだけで全然違うから! 最後に 『だれが何を言ってきても、ぼくの人生を引き受けてくれるわけじゃない』 これは本当にそうだよな…と思いました。 世の中にはいろんな人がいて、人が傷つくことを平気で言う人もいれば、何かしてくれるわけでもないのに口だけ出してくる人もいる。 でもそうされて、僕らは傷ついたり挫けたりしてしまうことがある…。 そんな時にこの言葉は自分を奮い立たせてくれるのでは?と思います。 何を言われても 「でもこの人は、ぼくに何かしてくれるわけじゃないんだよな」 「もっともなこと言ってる感じだけど、結局この人は何もわかってないよね」 という感じで跳ね返せそう 笑 心が疲れていたり弱っている時には難しいかもしれないけれど、前に進みたいときや自分を奮い立たせたい時には思い出したい言葉ですよね。 ということで、3つの言葉をご紹介しました。 そしてどれもGIDの人はもちろん、いろんな人に役に立つ、言葉でもあると思います。 ぜひこの本を、学校図書館に入れてください。 小学校高学年くらいから読めると思うので、小学校にも! LGBTQ関連の本として入れてもいいですし、こころのあり方の本としてもオススメです。 2017年11月13日

Posted by ブクログ

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