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武器と武具の有識故実
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 吉川弘文館 |
発売年月日 | 2014/03/14 |
JAN | 9784642046114 |
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武器と武具の有識故実
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1992年に78才で亡くなった著者の甲冑、武器の論考集。 ほとんど説明なく甲冑の専門用語が出てくるし、古文の読み下しも無いし、ふりがなもあまり無いし、そもそも文体が重厚なので読み進むのには苦労する。 現存甲冑は11世紀より前の制作とされるものは、確証がない。それで絵巻物を参考にす...
1992年に78才で亡くなった著者の甲冑、武器の論考集。 ほとんど説明なく甲冑の専門用語が出てくるし、古文の読み下しも無いし、ふりがなもあまり無いし、そもそも文体が重厚なので読み進むのには苦労する。 現存甲冑は11世紀より前の制作とされるものは、確証がない。それで絵巻物を参考にするが、それも13世紀より古いものが確証が持てないという。 著者の研究で注目されるのは「腹巻」と「胴丸」が中世後記に名前の取り違えをされた、というものだろう。もともとは、腹巻が右脇腹で重ね合わせで閉じる甲冑。胴丸が真後ろの背中で引き合わせる甲冑。(但し154で著者は、これらの本来名称を戻せと主張しているのでなく、今後も近世以来の「背中合わせは腹巻」「右脇腹合わせは胴丸」の総称を使用すべしと言っている) この取り違えが起きたのはおそらく室町末期。理由は大鎧を使用することがほぼ無くなり、戦闘の多様化と頻繁により様々な形態の甲冑が使用されたこと。その甲冑をどれも「具足」と呼び出したこと。さらに当世具足が発明され、甲冑のバリエーションが増えたことで混乱したとする。 また、甲冑の「甲」「冑」も意味があべこべになった言葉だという指摘も著者
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