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明治日本の植民地支配 北海道から朝鮮へ 岩波現代全書011
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明治日本の植民地支配 北海道から朝鮮へ 岩波現代全書011

井上勝生【著】

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明治日本の植民地支配 北海道から朝鮮へ 岩波現代全書011

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2013/08/22
JAN 9784000291118

明治日本の植民地支配

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商品レビュー

3.8

4件のお客様レビュー

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2016/07/16

 1995年に北海道大学の古河記念講堂内で発見された頭蓋骨群のうち、朝鮮「東学党」の領袖のものであることを示す書付が付された遺骨の調査過程をまとめた書。内外の史料の探索・解読や現地調査を通して、日清戦争下での東学農民の大規模蜂起(現在「第2次東学農民戦争」と呼ばれる)と、それに対...

 1995年に北海道大学の古河記念講堂内で発見された頭蓋骨群のうち、朝鮮「東学党」の領袖のものであることを示す書付が付された遺骨の調査過程をまとめた書。内外の史料の探索・解読や現地調査を通して、日清戦争下での東学農民の大規模蜂起(現在「第2次東学農民戦争」と呼ばれる)と、それに対する日本軍及び日本軍指揮下の朝鮮軍による凄惨な虐殺の実態が明らかになっていく過程は圧巻である。また、遺骨が略取されて北大に伝来する経緯の調査から、札幌農学校時代からの北大殖民学人脈がアイヌ差別やアジア植民地支配において果たした役割の重大性が明らかにされている。

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2016/01/13

 北海道大学。クラーク博士、そして開拓のイメージからリベラルな校風として知られ、あるいは左翼的な校風として見做される。そんな北大で、かつてアイヌ人や朝鮮人の骨が段ボール箱のなかから発見され、大きな社会問題を巻き起こした。  本書はその朝鮮人の頭骨に残された「甲午農民戦争」の指導者...

 北海道大学。クラーク博士、そして開拓のイメージからリベラルな校風として知られ、あるいは左翼的な校風として見做される。そんな北大で、かつてアイヌ人や朝鮮人の骨が段ボール箱のなかから発見され、大きな社会問題を巻き起こした。  本書はその朝鮮人の頭骨に残された「甲午農民戦争」の指導者という墨書をもとに、日清戦争と同時期におこったこの朝鮮民衆による反日抗争がどのように鎮圧(殲滅)されたのか、掘り下げられていく。  現在、いわゆる慰安婦問題がクローズアップされ、さまざまな立場から日韓問題が論じられている。が、日韓問題を考察するうえで、忘れ去ってはいけないことが本書には記されている。

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2014/02/28

こういうのを読むと、どこかに「霊」がいるような気がする。 隠された歴史にどうしても納得しない霊が、衝撃的な「あらわれ」で、世間に訴える。 当然、著者のような探究者が現れ、すべてを明らかにしていく。 頭骨に墨書するなんてことは、科学的調査以外考えられない。ヒトをモノとしてしか扱わな...

こういうのを読むと、どこかに「霊」がいるような気がする。 隠された歴史にどうしても納得しない霊が、衝撃的な「あらわれ」で、世間に訴える。 当然、著者のような探究者が現れ、すべてを明らかにしていく。 頭骨に墨書するなんてことは、科学的調査以外考えられない。ヒトをモノとしてしか扱わない感覚がなければできないことなのだ。その怒りが人目に付くような放置という形を取らせたのだろうな。

Posted by ブクログ