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バカだけど社会のことを考えてみた
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 青土社 |
発売年月日 | 2013/09/27 |
JAN | 9784791767243 |
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バカだけど社会のことを考えてみた
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震災・原発事故、その後の脱原発デモの盛り上がり、そして2012年の政権交代、2013年の参議院選挙によって私たちが突きつけられた様々な課題。これまで「生きづらさ」や格差・貧困問題などを取材し、自らも活動してきた著者による、3・11以降の「民主主義の地殻変動」の記録。 これまで自...
震災・原発事故、その後の脱原発デモの盛り上がり、そして2012年の政権交代、2013年の参議院選挙によって私たちが突きつけられた様々な課題。これまで「生きづらさ」や格差・貧困問題などを取材し、自らも活動してきた著者による、3・11以降の「民主主義の地殻変動」の記録。 これまで自らの足を使って若者の「生きづらさ」そして「プレカリアート」問題など格差と貧困に対する取材・執筆・活動を精力的に展開してきた筆者だからこそ、可能な現場の視点で、いまや誰もが直面しうる生きづらさへの無策を問いなおす。 この本では様々なテーマで、知らなかったことや勘違いを丁寧に説明しています。 生活保護については、働きたくない人がもらっているというイメージがあるが実際は高齢者や障害・傷病者世帯が8割を占めていること。 そして、生活保護を受けられる人がどれだけ受けているかという捕捉率は、北欧やヨーロッパの国と比べると少ない2~3割である。 2012年に吹き荒れた生活保護バッシングの裏で、家族ごとの餓死や孤立死が相次いでいたこと。 生活保護の引き下げによって、子育て世帯の貧困世代間連鎖が固定化されること。 精神疾患と貧困の密接な関係。 国が推し進めている「家族で助け合え」の、虚妄。女性が生きる難しさについては、大阪二児餓死事件から見えてきた、水商売や風俗業が女性のセーフティーネットになってしまう現状や人権も保証されない現状。 脱原発などのテーマを通じて、貧困や原発などの問題を語る上で大事なのは、一番厳しい立場の人々に寄り添うことから始まることの大事さ。脱原発活動を中心とした紫陽花革命が、多くの若者がデモ主催者となって、国家議員に直に政策提言をする作法を身につけた新しい世代を生むきっかけになったことなど、様々な社会問題について読めば鱗が落ちる本です。
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著者のプロフィールです。 1975年、北海道生まれ。作家・活動家。フリーターなどを経て、2000年、自伝的エッセイでデビュー。以来、格差・貧困問題に取り組み、この国の“生きづらさ”に関して、著作やメディアなどで積極的に発言。「反貧困ネットワーク」世話人。 「この生きづらさは、私...
著者のプロフィールです。 1975年、北海道生まれ。作家・活動家。フリーターなどを経て、2000年、自伝的エッセイでデビュー。以来、格差・貧困問題に取り組み、この国の“生きづらさ”に関して、著作やメディアなどで積極的に発言。「反貧困ネットワーク」世話人。 「この生きづらさは、私のせい?」こうした無力な思い込みで自殺に追い込まれる若者たち。筆者も、そんな一人だっただけにこうした活動にのめりこんでいったのは理解できる。 しかし、彼女が頼ろうとする顔ぶれが悪い、福島瑞穂、山本太郎、佐高信・・もちろん、社会の仕組みを変えるには政治家の力や評論家のPR力を借りるのが効果的なのだが、彼らは「商売の種」で人権や弱者を利用している人たち。日本の政治の貧困さは、権力側の歯止めとなる人たちが「反権力、何でも反対」連中しかいないという悲劇的な事実。今ある仕組みの中で、弱者にとってもっと効率的で即効性があり誰もが納得できる代替案こそが求められているのに、必要以上に政治的対立をあおるために、日本社会が分断されてしまう。そうしたことにも気付いてほしい。 とはいえ、今すぐやるべきこと。まずは、生活保護の申請受付は出来るだけ迅速に、そのかわりケアマネジャーの数を増やし、不正受給には厳しいペナルティを科す制度に変更する。 2003年のイラク戦争2年間の民間人犠牲者の数は3万人、平和なはずの日本の自殺者は2年で6万人以上という皮肉。(P78) 自殺を選んでしまう人間は「怒り」を抑え込む。その理由は、怒ることは「自己肯定感」が不可欠なのに、「自分が生きていること自体が迷惑なんだ」という自己否定が半端ないから。(P88) 生死に直結するライフラインの料金滞納があれば、事業者と行政が連絡を取り合うという基本的なことすらプライバシー保護というバカの壁に阻まれる。(P92) 「権利」という人が、「守られた立場に居ながらキレイごとを言うのんきな偽善者」にしかみえない。(P108) タイトル通りバカだけど著者の問題意識はホンモノで信頼できます。
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雨宮処凛さんが2013年に出された本。 ご自身が生きづらさから社会に目を向けるようになるまで、3・11から反原発に関わるようになる経緯、山本太郎参議院議員誕生くらいまでのことが書かれている。ちなみに2012年の衆院選は都知事選と兼ねていたので、宇都宮さんの名前もちょこっと出てくる...
雨宮処凛さんが2013年に出された本。 ご自身が生きづらさから社会に目を向けるようになるまで、3・11から反原発に関わるようになる経緯、山本太郎参議院議員誕生くらいまでのことが書かれている。ちなみに2012年の衆院選は都知事選と兼ねていたので、宇都宮さんの名前もちょこっと出てくる。 前に岩上さんの動画で、太郎さん自身が話していたことだけど、最初のころ、それこそ様々な場所にレクチャーに連れて行ったのが、この雨宮処凛さんだったという。 そういう意味で、政治家山本太郎の原点を知るためによむこともできる一冊。 反原発を契機としてムーブメントになっていく、路上デモについて、「『路上の化学変化』が起きるのがデモの面白さ」と、それを見た人たちが、好奇心からでも何かしらのアクションを起こすきっかけになることを主張されていた。 が、これと同じようなことを、私はれいわ新選組を立ち上げた山本太郎氏にも感じる。実際の街宣だけではなく、動画がきっかけの人もいるとは思うけど、太郎さんとれいわきっかけでどれだけみんなが語りだすようになったか。 お目当ての本を借りに行って見つけたけど、雨宮さんの語り口が読みやすいのもあって、一気に読んでしまった。今求めていたのかもしれない。 この一週間、様々な意見が入り乱れるTLでいろんなことを考えさせられ、自分なりに一応の結論は出したものの、なかなかしんどい作業だった。結論を出し切っていない事項もあり、これはもうしばらく考えていく。 以下、いくつか言葉を抜粋: ”政治家などが「頑張ってる自分」をアピールするために、もっとも弱い立場の人たちを踏みにじることには絶対に加担したくない。” ”政治とは最も弱い人のためにこそ力を尽くすべきものではないのだろうか。” ”「家族」福祉から排除された人ほど貧困に陥りやすい。” ”もう少し景気のいい時代でこの社会に余裕があれば、彼らは普通に働き、普通に生きられていた気がしてならない。” ”正面から「権利」と言うのでなく、まずは、一番厳しい立場の人に寄り添うこと。その想像力を持つこと。” ”民主主義には「場所」と「時間」が必要”
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