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リーダーのための歴史に学ぶ決断の技術 朝日新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
発売年月日 | 2014/02/13 |
JAN | 9784022735508 |
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リーダーのための歴史に学ぶ決断の技術
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商品レビュー
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4件のお客様レビュー
丁度、自民党や立憲民主党の代表選が行われている最中であるが、国政を誰が執るかは置いておいて、日本にとって適切な判断ができるのは誰だろうと考える。結果で見るなら、現在の日本が平和で経済的にも(世界の中で見た総合的な見方なら)繁栄を国民が享受できているから、何だかんだ言っても、歴史的...
丁度、自民党や立憲民主党の代表選が行われている最中であるが、国政を誰が執るかは置いておいて、日本にとって適切な判断ができるのは誰だろうと考える。結果で見るなら、現在の日本が平和で経済的にも(世界の中で見た総合的な見方なら)繁栄を国民が享受できているから、何だかんだ言っても、歴史的には成功の道を歩んできたとも言える。軍属含む戦闘員200万人、民間人80万人が犠牲となった太平洋戦争ですら、間違いなく正しいとは言えないながらも、あの逆境を乗り越えた先に、その後の高度成長や平和国家に繋がる流れを作ったのだから、無駄であったはずがない(仮に戦争が無かったとしてもその後の未来は作られたであろうが、それを言ったらお終い)。 明治維新を経て近代化した日本が帝国主義に傾く流れができて、日中戦争やアメリカとの戦いに突入した。その都度、それら方向を決定付け、流れを主導的に作りあげ、時代を率いた人物が居たのは間違いない。そして多くは自らの人生をも、大河に身を任せる如く翻弄されていく。歴史の教科書に載っている様な人物を知り、誰しもその功績から尊敬の念を抱いたりするが、その一つ一つの功績を一つの点として見た時、そこに繋がる前段階の出来事と、それを動かした人物についても調べていくと面白い。点が線とつながり、やがて間を埋める面の知識に拡がって、それまで知らなかった新たな事実や繋がりを感じる。こうなると、歴史の楽しみ方が一気に変わる。 本書は日本の歴史上の重要な出来事を例にあげ、その流れを作った中心人物やその判断、そこから続くその後の歴史への影響を解き明かしていく。戦国の世に現れた革命児、織田信長をはじめ、著名な所では羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)、徳川家康などの英傑たち。江戸や明治の世にあり次の時代を作った政策立案者として、田沼意次や阿部正弘。現代にあり、国際関係や政党政治のあり方まで形造った田中角栄や中曽根康弘。私の興味がわく分野からは太平洋戦争時の近衛文麿や東條英機。 沢山の決断とそれを行ってきた「決断者」がいて、それによって歴史が前に進んだのか、逆行してしまったのかなど、筆者の捉え方も面白い。場合によっては通説とは異なるのでは?と言った内容もあるが、歴史の見方や捉え方は人それぞれであり、どの様な見方であっても完全な間違いなどは存在しない。我々はその瞬間を見たわけでもなく、決断者の脳みそまで覗く事は不可能だ。だが歴史という学問のもとで俯瞰的に眺めることができるから、前後を見て「きっと恐らくこうだろう」と予想するのも自由だ。 決断には必ず理由と根拠があっただろうし、そこに重要な影響を及ぼしたのは、性格が大きかったことだろう。そしてその性格や振る舞い方を作ったのは、個人個人の生まれや育ちである。ほんの小さな1人の人間が経験したとある出来事が、1人の人間を作り上げ、最終的には歴史の大きな判断、出来事に繋がっていく。勿論、その場に集い、一緒に判断に加わった人々も、結局は異なる背景、人生を送ってきた1人の人間に過ぎない。 そう考えると、一人一人の人間の人生が、歴史の中で絡み合って大きな流れや力を生み出す、途轍もない力になる事、影響力というものを感じる。 今こうしてレビューを書いてる私も、会社で下した判断や決断が社会に影響し、多くの人々の人生に影響しているのは間違いない。その私の判断や考え方も、私1人ではなく、上司や同僚、部下との話し合いの中から生まれてくる。そう考えると、本書に挙げられた例を見ながらスケールの大きさに圧倒される一方で、自身の決断にも重責を感じる自分がいる。 私たちは日常的に判断や決断を繰り返しながら生きている。その影響やその後に続く未来をしっかり見据える事は重要だと改めて感じた一冊だ。 さて、誰が政治を担うか、候補者の生まれや育ちにも十分目を向けて、次の日本を想像してみたい。
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歴史とは、人間がある状況を与えられたときに、どういった行動をとったかの事例の蓄積 鈴木貫太郎、海軍大将、時間をかけて終戦
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日本の古今東西(といっても戦国以降)の歴史的人物の転換期の決断を分析した一冊。 著者のバイアスがかかるのは当然だとしても、内容が若干発散してるきらいが。
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