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気ままに漢詩キブン ちくまプリマー新書
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気ままに漢詩キブン ちくまプリマー新書

足立幸代【編著】, 三上英司【監修】

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気ままに漢詩キブン ちくまプリマー新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2014/02/07
JAN 9784480689122

気ままに漢詩キブン

¥220

商品レビュー

5

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2014/05/01

漱石の『草枕』を読んだら漢詩を読みたくなりました。 高校時代に漢文の授業で習った作品もあって懐かしくなったり、当時はあんまり気に留めなかった作品にココロ打たれたりしました。 高啓の『胡隠君を尋ぬ』、最高です。 「渡水復渡水 / 看花還看花 / 春風江上路 / 不覚到君家」 訳が...

漱石の『草枕』を読んだら漢詩を読みたくなりました。 高校時代に漢文の授業で習った作品もあって懐かしくなったり、当時はあんまり気に留めなかった作品にココロ打たれたりしました。 高啓の『胡隠君を尋ぬ』、最高です。 「渡水復渡水 / 看花還看花 / 春風江上路 / 不覚到君家」 訳がなくても、文字だけで風景が浮かんで、見とれてたら君の家に着いちゃってた、ってぐらいその風景を楽しんでた作者の気持ちまで味わえる。李白の『友人 会宿す』の最後の一行「天地即衾枕」(天地は即ち衾枕=天と地が布団と枕)なんて、とても簡潔な表現なのに、字を見ただけでゴロンと大地に寝そべってる気分になる。「空山不見人」(空山人を見ず)で始まる王維の『鹿柴』もいい。 一つ一つの字に意味がある表意文字を持つ言語が母国語でよかったな、と思います。字を見て映像が浮かぶなんておトク☆ この本で初めて知ってお気に入りになったのが蘇軾(そしょく)。才能あって見た目もよかった人だけど、いろいろあってあちこち流罪になったらしい。でも流された先々で土地の食べ物を楽しんだり、流罪ライフを満喫してるふうな詩をいくつも詠んでる。魅力的だなぁ。 「詩人名鑑」などの解説もよかった。背景を知ることで詩がより生き生きと感じられました。 面白かったです。

Posted by ブクログ