日中海戦はあるか 拡大する中国の海洋進出と、日本の対応

夏川和也【監修】

• 販売会社／発売会社: きずな出版
• 発売年月日: 2013/10/03
• JAN: 9784907072094

商品レビュー

2014/03/01

■日中海戦

A.中国は、南シナ海でも、南沙諸島、西沙諸島の領有権を巡って諸外国と争い、領有権を拡大している。この南シナ海における中国の海洋進出は、次の4 段階を踏んでいる。
①領有権の主張
②海洋調査活動による艦船の活動の常態化
③海軍艦艇の活動の常態化
④当該海域への施政権の確立、部隊の配備

B.尖閣諸島を巡っては、2010年以降、中国の艦船の活動が活発化している。すなわち、東シナ海における中国の領有権拡大は、艦艇の展開による既成事実の積み上げの第3 段階にある。あとは施政権の確立、部隊の展開の最終段階を残すのみである。

C.尖閣諸島の領有化において、中国は「三戦」（法律戦、心理戦、輿論戦）という政治手段も用いている。例えば、米国の新聞の意見広告や国際会議などで、尖閣諸島が中国のものであるという主張を繰り返している。日本は、このような輿論戦には積極的に立ち向かい、反論しなければならない。

2013/09/26

きずな出版の岡村季子編集長からいただきました。
ずしりと、重い。
（2013年９月26日）

これは、ちゃんと読まないといけない本ですね。
一家に一冊、常備。
（2013年10月１日）