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ピンザの島
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ピンザの島

ドリアン助川(著者)

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ピンザの島

定価 ¥1,760

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ポプラ社
発売年月日 2014/02/07
JAN 9784591137765

ピンザの島

¥220

商品レビュー

3.3

10件のお客様レビュー

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2021/04/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

芯に迫る言葉はいくつも出てきたけれど、物語じたいはあまり目新しさはなかったように感じた。ラストで何か変わるかな、と期待しながら読み進めたけれどわりと予定通りだった気がする。チーズはたべたくなった。前の読んだ本でも感じたがこの作者は食べ物を書くのが上手い気がする。言葉の使い方が上手だからかなぁ。

Posted by ブクログ

2019/04/22

ピンザとは宮古島の言葉でヤギの事を指すようです。でも本作は創作なので宮古島とは無関係です。 わざわざそういう書き方をするという事は、この本がその島を題材にしていたら著しくマイナスになるという事です。外部から新しい血を入れたいという心と、それに反して島の秩序を乱す方向になる可能性の...

ピンザとは宮古島の言葉でヤギの事を指すようです。でも本作は創作なので宮古島とは無関係です。 わざわざそういう書き方をするという事は、この本がその島を題材にしていたら著しくマイナスになるという事です。外部から新しい血を入れたいという心と、それに反して島の秩序を乱す方向になる可能性のある風はいらないという相反する感情。前回読んだ額賀さんの本と妙に方向性が似ているので偶然ってすごいなと思いましたが、こちらは沈み込むように重い澱を底から掻き混ぜているような感じです。 ドリアンさんが、島の人々をやたらとがさつに描いているのと、風習の描き方が陰惨でそこに引っ掛かりを憶えました。自分が離島の出身だったら読んでいて嫌な気持ちになったかもしれないなと思った次第です。

Posted by ブクログ

2017/06/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

とある島で暮らすことを決めた若者の話。 自身の弱さを知っているだけに、生きづらい人生を送ってきた主人公。島は閉鎖的な空間にありがちな住む人たちだけのしきたりがあり、人間関係があり、余程のことがない限りよそ者を歓迎することはないと思える。 そこで、死んだ父親の夢であったチーズを、かつての父の親友と完成させようと奔走する。そして、自身の欠落した部分を埋めていく。 島の自然やピンザ(ヤギ)などは生命力があふれていますが、島に突き出す急峻な山岳、山道の別れ道、断壁、森の原生林、海につながる洞窟など、位置関係や映像がうまくイメージできず。自分自身の想像力が足りないのか、疲れているのか・・・。 最後をあえて書かないことの選択は想像力の足りない私でも余韻を楽しめた。

Posted by ブクログ