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二つ、三ついいわすれたこと STAMP BOOKS
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2014/01/30 |
JAN | 9784001164084 |
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二つ、三ついいわすれたこと
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商品レビュー
3.6
6件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ジョイス・キャロル・オーツのYA小説。なんとなくホラーアンソロジーに名前があるなぁというイメージで、初読の作家(実際はノーベル文学賞の候補に上がるくらいの大御所)。 一人の女の子が謎の死を遂げる。死んだ女の子、ティンクと仲の良かったメリッサとナディアは、ティンクの死に傷つきながらも、それぞれの問題に立ち向かっていく。 非常に読んでて感情を揺さぶられた作品。というか色々しんどすぎて、辛すぎて。。。STAMP booksって本当に10代向けのレーベルなのかと笑 物語の視点は三つ。なんでもできてしまうことをプレッシャーに感じ、自傷するメリッサ。ティンクが転校してきてから死ぬまでを見ていた周りの生徒(名前は最後まで出てこない。)。周りから好かれていたいため自分を出せないがゆえに、とんでもない騒動を起こしてしまうナディア。 とりあえずメリッサ、ティンク、ナディアの親が毒親すぎて。。。特にナディアは酷すぎる。あんまりにもあんまりなため、それさえなければ非常に良い作品だったのだが。。。 逆にそこまで揺さぶることができる、凄い作品なのかなとも思うが。。。ラスト、ほんのりとした希望は感じられるのだけど。うーん、好みか。
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まるで棘のある花にそっと触れるように読んだ。 謎めいていて浮遊感のある美しい物語だった。 "だってナディアが鏡を覗きこんでいるとき、ナディアの眼に映るものを、あたしは見ていないもん。あたしは、自分の友だちの、だれか別のナディアを見ているんだよ。わかった?" ...
まるで棘のある花にそっと触れるように読んだ。 謎めいていて浮遊感のある美しい物語だった。 "だってナディアが鏡を覗きこんでいるとき、ナディアの眼に映るものを、あたしは見ていないもん。あたしは、自分の友だちの、だれか別のナディアを見ているんだよ。わかった?" "ティンクがもっと自分のことを好きになれるように、なにかわたしたちにできればいいのにね。" 大好きな台詞。 10代の頃にこんな言葉を友だちにかけてもらえたならほんの少し自分のことを認めてあげることができたかもしれない。
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あなたに伝えたかったことばがあった。 難しい。話を把握するのも時間がかかったし、飲み込むのにも時間がかかった。元子役の少女が亡くなった後、その少女の友人グループの2人に起こった物語。あらすじはそれだけで語れるけれど、少女の内面の葛藤や現実ではない亡くなった少女の声、過去の回想な...
あなたに伝えたかったことばがあった。 難しい。話を把握するのも時間がかかったし、飲み込むのにも時間がかかった。元子役の少女が亡くなった後、その少女の友人グループの2人に起こった物語。あらすじはそれだけで語れるけれど、少女の内面の葛藤や現実ではない亡くなった少女の声、過去の回想などもあり、物語を読みなれていないと難しいかもしれない。でも、認められたいというプレッシャー、理想の姿になれない自分、自傷、異性への憧れなど、描かれているのは身近に感じられる話題なので、ぜひティーンズには挑戦してもらいたい。後味は一応悪くない。 メタな感想をいえば、これが岩波書店から海外のYAとして出されたのは当然、という感じの骨太さを感じる物語だった。
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