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「愛国」の技法 神国日本の愛のかたち
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 青弓社 |
発売年月日 | 2014/01/01 |
JAN | 9784787220554 |
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「愛国」の技法
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商品レビュー
2.7
5件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
国を愛そうという運動がマスコミを中心に静かに行われているが、軍国時代は派手だった。日の丸も堂々と主役で登場している。博覧会で、嫁ぐ日にも日の丸を掲げましょう。生活下げて日の丸あげよう。日の丸で突撃しようと怖いもの知らずだ。学生向け科学雑誌では学生が「人間魚雷」を発明している。かと思えば、「主婦之友」では一升瓶で空襲に備えようという記事が載っている。何!一升瓶で何をするかと思えば、ガスマスクの代用になるというのだ?愛国は無敵?
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戦時中のプロバガンダ広告を並べてあれこれ文句をいう本。 言うは易し、集めるは難し。 戦時プロパガンダを悪く言うだけなら、今は簡単だ。当時もし自分がそれを目にしていたらどう思ったか。本当にオルタナティブな道はなかったのか。日本はどのぐらい全体主義だったのか。そういうところは伝わ...
戦時中のプロバガンダ広告を並べてあれこれ文句をいう本。 言うは易し、集めるは難し。 戦時プロパガンダを悪く言うだけなら、今は簡単だ。当時もし自分がそれを目にしていたらどう思ったか。本当にオルタナティブな道はなかったのか。日本はどのぐらい全体主義だったのか。そういうところは伝わってこないので、あくまで珍広告類を愉しむもの、になってしまっている。 「生活下げて日の丸上げよ」なんていう広告がある。生活のレベルを下げて、アジア各地をさらに占領するための戦費を捻出しよう、という広告だ。 「アジア開放のための戦争だと言っているのに、どうして日の丸をたくさん立てて日本のものにしてしまうんだろう」と疑問に思った人も少しはいたかもしれませんが、という記述がある。実のところ僕の最近の興味はそっちのほうだ。だがそこにはそれ以上触れず、「多くの帝国臣民は勝った、勝ったと大喜びだったのでしょう」と締める。 この富国強兵広告の上下には、「強力女性ホルモン・オバホルモン」と「新しい液状のクリーム明色クリームローション」「護れ家畜をコロィカル」という広告がある。「家の光」に掲載された広告だ。こういう広告が出ているってことは、それほど「生活下げて」になってなかったのでは、とも推測する。ちょうど学徒出陣がはじまったころの広告だ。果たして実態はどうだったのだろう。 プロバガンダ広告があったのは間違いないし、今見れば失笑なのも確かだ。問題はそれらがどれだけ浸透し受け入れられていたか、出す側も受ける側も真剣だったか、だ。 例えばかの有名な「進め一億火の玉だ」の歌は真珠湾攻撃の直後に発表されたもので、まだ日本が「赫々たる大戦果」をあげている時期なのにまるで戦争末期のような歌だ。で、現代になると「一億総活躍」という言葉がこれに似ている、と揶揄する声も出てくる。まあ、これは予算取りのスローガン程度でしかないが、これをも全体主義だといって否定したがる人も出てくる(僕もどちらかというとその口だが)。これも浅はかだ。 本書の最後は、大日本帝国の「統制欲」は髪型にまで及んだ、として「国民調髪 翼賛型」なるものを紹介している。こんな涙ぐましいアホ努力が、近い将来「愛国心の発露」として再び称賛される日が来るような、悪い予感がしてなりません、と。そうならないようあって欲しい、と思う一方で、じゃあ現代の愛国心ってどうやって表現すればいいのかな、と悩む。代理戦争としてのスポーツか? いや、「売国奴」を見つけてネットで騒ぐことだ!
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今のこんなに危うい時代だからこそ 読まれて欲しい 少しは話題になって欲しい 一冊です 「永遠のゼロ」を 平積みに置いてある本屋があったとして 同じように すぐ横に平積みにしている そんな 本屋には ぜひ 訪ねてみたい
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