ボブ・ディラン解体新書 廣済堂新書

中山康樹【著】

• 販売会社／発売会社: 廣済堂出版
• 発売年月日: 2014/01/22
• JAN: 9784331517918

商品レビュー

2022/10/25

“そんなに簡単に引用で作品がつくれるなら、やってみせてくれよ” (p.49)

最近「聴ける」ようになって「スゴい！」と感じているレジェンドについて「目からも吸収」と思って読むことを選んだ情報サプリは、とんでもなく苦かった！！

「この時代にうまれたかった〜」なんて現実逃避する前に読めて良かったです。

2020/09/22

2020年9月22日読了。ビートルズ、ストーンズに続く著者の「解体新書」3作目。特に2001年の『ラブ・アンド・セフト』以降の「パクリ」論争の是非、ボブの発言などから彼の真意・ファンはどう向き合うべきか、などについてページを多く割いている。ロックへの転向・ツルツル声やガラガラ声での歌唱・唐突なスタンダード回帰・宗教3部作などでファンを混乱に巻き込んできたというボブ氏だが、「盗作を支持するか？しないか？」とまでファンに踏み絵を迫るSさ加減はさすがに厳しいものがある…。変名でのデビュー・煙に巻くインタビュー・伝説的エピソードの捏造や「のっかり」などボブの演劇的志向の分析は興味深いが、音楽・演奏としては「何も考えていない」ボブがセルフイメージについては「戦略的に演出している」と断じるにはどうも整合性が取れていないように思われ、そこのあたりはもっと突っ込んで分析をしてほしかった…。

2020/03/08

閉店が近づく三月書房で購入
ライブを前にして、予習のつもりだったけど、本来は2番目3番目に読むべき本だったか。
否定的ではないけれども、大絶賛というわけではなく、少しひねった視点からの解体だった。
ライブは中止に。