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ローマ五賢帝 「輝ける世紀」の虚像と実像 講談社学術文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2014/01/14 |
| JAN | 9784062922159 |

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ローマ五賢帝
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商品レビュー
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・ローマ共和制(BC509年頃~)は元老院に集う有力者による集団指導体制だった。 ・ローマの対外政策の基本は国境周辺のローマに従順な被護国家を置き、外部の民族が国境に圧力をかけてくることを避けつつ、被護国家に援助を与えながら国家間の対抗・牽制を促すことでローマに対抗する同盟ができ...
・ローマ共和制(BC509年頃~)は元老院に集う有力者による集団指導体制だった。 ・ローマの対外政策の基本は国境周辺のローマに従順な被護国家を置き、外部の民族が国境に圧力をかけてくることを避けつつ、被護国家に援助を与えながら国家間の対抗・牽制を促すことでローマに対抗する同盟ができないようにすることだった。 ・ハドリアヌスの時代には、首都やイタリアとは縁のない属州出身の騎士階級が上昇して元老院の議席を得て帝国統治に参加するようになった。 ・3世紀末になると元老院議員階層に基盤を置くのではない、直属の騎士身分に支えられた皇帝の専制的体制が成立する(元老院議員が皇帝の指導のもとで第一の政治支配層として帝国統治の実際に携わるという体制の終焉)。
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いくつかの本でちょいちょい登場する「五賢帝」 なんか一冊くらいまとめを読もうかなということでこちらをチョイス。 読む前の準備運動としてYouTubeで「五賢帝」ものを視聴。なんかもうこれでいいのでは?読まずに図書館に返そうぜと思いつつも読んでみました。 平和で安定した五賢帝時...
いくつかの本でちょいちょい登場する「五賢帝」 なんか一冊くらいまとめを読もうかなということでこちらをチョイス。 読む前の準備運動としてYouTubeで「五賢帝」ものを視聴。なんかもうこれでいいのでは?読まずに図書館に返そうぜと思いつつも読んでみました。 平和で安定した五賢帝時代と言われるが実は!! 輝ける世紀の虚像と実像!!! という感じで鼻息荒く権力闘争や戦争を説明してくれるんですけども、私としては そりゃそう って感じというか。まず政治は人間がやってることですから恐ろしくバカバカしくて醜悪な面が必ずあるはずだし、しかも国境が変わってる時点で平和も何もねぇ。21世紀ですらこの有様なわけですからそりゃ2000年前なんて無茶苦茶でしょ。基本邪魔者は暗殺一択でしょうし。それ以前以後の時代、周辺の地域に比べたら驚くほどに平和な時間だったでしょうからやはり「安定の96-180」という認識のままでいいんじゃないでしょうかね。もし私がこの時代の奴隷なり一般市民なりだったとすれば、最高レベルに恵まれてたんじゃないかな。 じゃあこの本からは何も学びがなかったのかねと問われればそんなことは勿論ないです。 後半に繰り返し記述される「五賢帝時代の養子制度とか馬鹿げたこというけど(マルクスアウレリウス以外は)実子がなかっただけだし権力固めのために縁故バリバリの人選だぜ」「これがうまく行ったのは狭い範囲の近親相関的な世襲ではなく広い親戚関係が根っこにあんだぜ」ってのはなるほどーって感じ。 にしても トンビが鷹を産むなんてことがあるとすれば、そりゃ逆もありますよね。特に前者は子供にフォーカスするため親のクオリティはほぼ無視ですが後者は親にフォーカスしてるから子供のクオリティが目立つんですよね。なんであの親でこの出来上がりなの?遺伝子無駄遣いなの?みたいな。 マルクスアウレリウスほどの知性を人性を持ってしても子供があの程度なんですよねぇ。 賢い親にとって子供がパーってのは辛いだろうな。 話戻って こちらは五賢帝時代の出来事を細かく追いたい、賢い人向けの本だと思います。 正直私は「賢帝といわれる彼らにこんな暴君の側面があった」という下世話な暴露話的なもの(あるにはあるんですが私からすると「だから?」みたいなものでした)がもっと読みたかったです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「ローマ帝国の誕生」に続いて読んだけどこの本も良かった。五賢帝時代の話が本題だが、アウグスティヌスから五賢帝に至るまでの歴史も軽く触れられていて親切。平和と安定のイメージがある五賢帝時代にも皇位継承を中心に政治はごたついていて、皇帝たちはバランスをとるのに苦心していたという実態を、統計的な研究から浮かび上がらせている。優秀な養子による安定した皇位の継承は実際にはなく、実子がいないために起こった疑似的なもので、権力闘争を内にはらんだ危ういものだったという意外な分析が面白かった。皇帝や元老院の人々の親族関係はごちゃごちゃしすぎて難しかったけど、当時の人たちもしがらみが多すぎて大変だったんだろうなあ。 哲学を読むときの参考として読むつもりだったローマ史が楽しくてはまってしまいつつある。
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