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ポンドの譲位 ユーロダラーの発展とシティの復活
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 名古屋大学出版会 |
発売年月日 | 2014/01/11 |
JAN | 9784815807597 |
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ポンドの譲位
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ケインズ案とホワイト案。 プレトンウッズ会議で為替管理権を放棄したのはなぜか。 IMF協定第8条の解釈。5年の猶予があった。 対米借款交渉で交換性の早期実現を強いられた。 労働党政権下でイングランド銀行の国有化が行われたが、実質的な社会主義政策とはならなかった。 ポンドの交換性...
ケインズ案とホワイト案。 プレトンウッズ会議で為替管理権を放棄したのはなぜか。 IMF協定第8条の解釈。5年の猶予があった。 対米借款交渉で交換性の早期実現を強いられた。 労働党政権下でイングランド銀行の国有化が行われたが、実質的な社会主義政策とはならなかった。 ポンドの交換性回復に失敗。1949年の切り下げ。 切り下げ実施にあたっては、スターリング地域の休日を確認してあった。他のスターリング各国は同時に切り下げた国もあった。 切り下げによって、金、ドル収支が改善。国際通貨としての立場が強化された。 チープスターリング問題=為替の2重相場。 1950年代半ばに、スターリング地域の存在、ポンドの国際通貨であること、は国内に負担をもたらしている。海外にあるポンドが撹乱要因になりかねない。という認識。 シティーの復権=ユーロダラー市場の発展。その取引を引き受けた。ユーロダラーとは、アメリカ国外にあるドル預金のこと。 シティでは、スターリング地域の復活を考えていなくて、金融センターとして生き残る道としてユーロダラーの取り扱いをすることになった。 シティが高い金利を提示できた。 シティはポンドとともに衰退するのではなく、ユーロダラーとともに収益を拡大した。 スターリング地域の崩壊とEECへの接近。 ポンドの外国における残高が恒常的な脅威となる。 国際通貨であることは負担。 スターリング地域の貿易減少とEEC内貿易の増加。 戦争直後は、世界貿易の半分はポンド決済。 凋落の中で譲位、の側面がある。 ユーロダラーの発展によるシティの復活で国際通貨である必要がなくなった。 完全雇用と経済成長のためには、国際通貨を維持することは困難。
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