1,800円以上の注文で送料無料

鎌倉仏教 ちくま学芸文庫
  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 文庫

鎌倉仏教 ちくま学芸文庫

佐藤弘夫【著】

追加する に追加する

鎌倉仏教 ちくま学芸文庫

定価 ¥1,100

¥715 定価より385円(35%)おトク

獲得ポイント6P

在庫わずか ご注文はお早めに

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

6/30(日)~7/5(金)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2014/01/10
JAN 9784480095916

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

6/30(日)~7/5(金)

鎌倉仏教

¥715

在庫わずか
ご注文はお早めに

カートに追加するカートにいれる

商品レビュー

4

4件のお客様レビュー

レビューを投稿

2020/02/16

1994年に刊行された、著者の鎌倉仏教にかんする解説書の文庫版です。 いわゆる鎌倉新仏教による専修の主張は、民衆にとって荘園支配を支える仏神的なイデオロギーを否定する意義をもっていたと著者は論じています。こうした見方は、田川建三のイエス論を連想させる内容ですが、こうした視点から...

1994年に刊行された、著者の鎌倉仏教にかんする解説書の文庫版です。 いわゆる鎌倉新仏教による専修の主張は、民衆にとって荘園支配を支える仏神的なイデオロギーを否定する意義をもっていたと著者は論じています。こうした見方は、田川建三のイエス論を連想させる内容ですが、こうした視点からの研究は、いまではやや古びてしまったような印象もあります。 著者自身もこのことは認識しており、文庫化にさいして付け加えられた補論のなかで、黒田俊雄や平雅行らの研究成果について触れられています。著者は、鎌倉仏教に「民衆性」といった要素を認める見かたがしりぞけられたのではなく、「鎌倉新仏教」の切り開いた新たな思想的地平に目を閉ざすものではないとしたうえで、鎌倉仏教研究の再生の必要性を主張しています。 入門書という位置づけの本なので、読者に親しみやすい語り口を採用したのかもしれませんが、それ以上に著者の情念のようなものが伝わってくる文章のように感じられます。

Posted by ブクログ

2019/01/05

善行を積む、ということがイコール「寺への土地の寄進」を意味した平安末期において、「財を積むという努力する必要なし、他力でよい」と訴えたことが貧しい人々にどれほどインパクトがあったか、同時に、律令制が崩壊、公権力による鎮護国家仏教の庇護が縮小し、寺が自ら荘園を経営せざるを得なくなっ...

善行を積む、ということがイコール「寺への土地の寄進」を意味した平安末期において、「財を積むという努力する必要なし、他力でよい」と訴えたことが貧しい人々にどれほどインパクトがあったか、同時に、律令制が崩壊、公権力による鎮護国家仏教の庇護が縮小し、寺が自ら荘園を経営せざるを得なくなっていた時代に「寄進無用」の考え方がどれほどの危険思想であったか、といったことがビビッドに伝わる。興味深い。

Posted by ブクログ

2016/01/15

これまでの仏教研究の成果を踏まえて、著者が独自の解釈を加えて鎌倉仏教の祖師たちについて考察している。この本を読むと、鎌倉時代を民衆と友に生きた法然や、親鸞、日蓮のことを生き生きとしたイメージがわいてくる。 宗教のクオリティは、その宗教を信奉する人の生き方によって変わる。 自分が...

これまでの仏教研究の成果を踏まえて、著者が独自の解釈を加えて鎌倉仏教の祖師たちについて考察している。この本を読むと、鎌倉時代を民衆と友に生きた法然や、親鸞、日蓮のことを生き生きとしたイメージがわいてくる。 宗教のクオリティは、その宗教を信奉する人の生き方によって変わる。 自分がどう生きて行きたいのか真剣に考えるきっかけになる一書。 「祖師の思想はいかに立派なものであっても、それ自体では何の意味もない。それは名も無き人々に受容され彼らの心に希望の灯をともして、はじめて宗教としての生命が吹き込まれる(P.18)」

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品