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絶海ジェイル Kの悲劇'94 光文社文庫
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絶海ジェイル Kの悲劇'94 光文社文庫

古野まほろ(著者)

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絶海ジェイル Kの悲劇'94 光文社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2014/01/09
JAN 9784334766801

絶海ジェイル Kの悲劇'94

¥220

商品レビュー

4

7件のお客様レビュー

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2015/11/06

実はしばしば話題に上る、ミステリで言う所の「未知の凶器」に対するまほろ流のアプローチなのかしらん?と邪推してみたり…まあ、実際は凶器ではないのですが… 如何にして、堅牢な監獄から抜け出すのか?というのが本書のメインですが、上にも書いたように、到底想像も及ばないような方法が答えにな...

実はしばしば話題に上る、ミステリで言う所の「未知の凶器」に対するまほろ流のアプローチなのかしらん?と邪推してみたり…まあ、実際は凶器ではないのですが… 如何にして、堅牢な監獄から抜け出すのか?というのが本書のメインですが、上にも書いたように、到底想像も及ばないような方法が答えになっているため、人によっては首を傾げることになるやもしれません。しかし、そこは本格へ並々ならぬ情熱を持つ著者のこと。膨大な伏線と、それを繋ぎ合わせるロジックで、アンフェアにならないギリギリのラインを攻めてきます。 真相を突き止めてやろうなどと肩肘張らずに、気楽に読むことをお勧めします。

Posted by ブクログ

2014/06/27

「イエユカ」シリーズの二冊目。 戦時中、絶海の孤島に作られた監獄から、脱走した4人の華族たち。看守長だった憲兵中尉は割腹自殺を遂げる。 そして現代…憲兵中尉の孫が、脱走の首魁者の孫である主人公 八重洲家康をはじめ、脱走者ゆかりの人間を同じ刑務所に監禁し、脱走方法を突き止めるよう命...

「イエユカ」シリーズの二冊目。 戦時中、絶海の孤島に作られた監獄から、脱走した4人の華族たち。看守長だった憲兵中尉は割腹自殺を遂げる。 そして現代…憲兵中尉の孫が、脱走の首魁者の孫である主人公 八重洲家康をはじめ、脱走者ゆかりの人間を同じ刑務所に監禁し、脱走方法を突き止めるよう命令して…というお話です。 「再現実験」の名のもとに、憲兵(を装った者)たちが繰り返す拷問やサディストぶりには、正直、ヘドが出そうな嫌悪感を覚えます(それが☆一つ減らした原因ですが)。 しかし、その極限状況の中で積み重ねられる家康の推理は見事です。 家康と後輩以上恋人未満の渡辺由佳との関係も、前作より発展があり、そちらの方が気になる方にもオススメです(笑) 巻末に、天帝シリーズはじめ、作者の他の作品との関連図も記載されており、まだまだ長いこと楽しませてもらえそうです。

Posted by ブクログ

2014/03/10

文庫版にて再読。 やはり挑戦状が島田荘司『斜め屋敷の殺人』なみの無茶振りだと思いはするものの、『群衆リドル』よりこちらの方が好き。 イエ先輩はシャワーを人類最大の発明だとか考えるとこが、まほろと気が合う理由なのかも知れない。

Posted by ブクログ

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