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声を聴かせて 光文社文庫
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声を聴かせて 光文社文庫

朝比奈あすか(著者)

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声を聴かせて 光文社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2014/01/09
JAN 9784334766818

声を聴かせて

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商品レビュー

3.8

6件のお客様レビュー

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2021/04/21
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※このレビューにはネタバレを含みます

二編とも母親が主人公なので気持ちの変動が大きかった。特に「ちいさな甲羅」は、主人公と同じく幼稚園児の息子がいるのでタケが意地悪されたり暴力をふるわれるシーンはギュッと胸がつまる。我が子を守るのは最優先だけれど、一種の危うさが付き纏うママ友関係に追いつめられ弱っていく栄子の気持ちは同情できる部分もあるなぁ。 「いくよ。げきもやんなきゃならないし」と毅然と幼稚園に行く意志を示すタケ、過去のいじめの被害をカラッと母親に告白する表題作の奈保子、子どもの中に育っている生きる強さの芽への確かな信頼を感じた作品だった。

Posted by ブクログ

2017/08/03

女手一つで娘の奈保子を育てた花江。その奈保子が出産のため里帰りしていた。かつて奈保子には弟がいたが、不慮の事故で亡くなっていた。過去の大きな喪失と、静かに向き合って生きてきた母娘の慟哭を、切なく繊細に描いた表題作。他に、幼稚園で他の子供とうまくやっていけない息子に苛立ち、人間関係...

女手一つで娘の奈保子を育てた花江。その奈保子が出産のため里帰りしていた。かつて奈保子には弟がいたが、不慮の事故で亡くなっていた。過去の大きな喪失と、静かに向き合って生きてきた母娘の慟哭を、切なく繊細に描いた表題作。他に、幼稚園で他の子供とうまくやっていけない息子に苛立ち、人間関係に追いつめられていく母の孤独が胸に迫る「ちいさな甲羅」も収録。 3歳の息子を事故で失った母親の悲しみ、苦しみ。 6歳の息子に苛々して、幼い相手に理不尽な物言いをして苛めてしまう母親の悔い、苦しみ。 似た立場にいる私にとっては、リアルで痛かった。 読むのが苦しかった。 表題作、息子を助けてやれなかった、言葉の遅い息子に苛立っていた母親に、訴えかけるような息子の言葉。 読んだ瞬間に、涙が溢れた。

Posted by ブクログ

2017/01/11

二つの母の話。 自分に重なる部分が多く一気読み。 「ちいさな甲羅」息子の起こしたトラブルからママ友の付き合いが難しくなる。一番守らなくてはいけないはずの息子のケアよりも、ママ友枠から外されないよう必死になって、ボロボロになっていく…でも、救いは頼りになる旦那さんがいたこと。もう、...

二つの母の話。 自分に重なる部分が多く一気読み。 「ちいさな甲羅」息子の起こしたトラブルからママ友の付き合いが難しくなる。一番守らなくてはいけないはずの息子のケアよりも、ママ友枠から外されないよう必死になって、ボロボロになっていく…でも、救いは頼りになる旦那さんがいたこと。もう、ママ友呪縛から卒業した私。特にトラブルもなかったけど、ピリピリしてた事を思い出した。 「声を聴かせて」は出産で里帰りした娘に子どもの頃のいじめを告白される。かなりショック、気づいてあげられなかった自分を責めてしまうだろうな。

Posted by ブクログ

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