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乙女戦争(1) ディーヴチー・ヴァールカ アクションC
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乙女戦争(1) ディーヴチー・ヴァールカ アクションC

大西巷一(著者)

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乙女戦争(1) ディーヴチー・ヴァールカ アクションC

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 双葉社
発売年月日 2014/01/10
JAN 9784575843323

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乙女戦争(1)

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商品レビュー

4

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2022/11/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ちょっとあまりにも完成度の高すぎる大河漫画。作者の教養が溢れ出ている。面白すぎて入試問題になったり論文に取り上げられたりしている。作者いわく、『R-18ではありませんが、残酷描写や性的な描写もありますのでご注意ください』とのこと。 日本ではそこまで知名度の高くない、名将ヤン・ジシュカと彼が救った少女シャールカ(チェコの『乙女戦争』の主人公からとっている)の物語。史実のフス戦争をもとに、漫画映えするオリジナル展開を付け加えて大河漫画を完成させている。作者はオリジナル展開についても巻末の中世解説で注釈しているほどの歴史好きである。 近年漫画での表現規制が広く取り沙汰されているが、この作品では一話目から主人公が凌辱されている。ひえ~。しかし、戦争で女が戦利品であった時代は未だに続いている(言い過ぎ?)し、戦争をリアルに描く以上避けて通れないだろう。規制反対。 不学なのでヤン・ジシュカを知ったのは今回が初めてだったのだが、あまりにも天才すぎる。フス派を率いるジジュカは、10倍以上の敵兵力に対して戦術的勝利を抑える天才であり、しがない農民の集団でしかないフス派を最強の軍隊に仕立て上げた。いち早く火薬の重要性に気がついて、農民軍(まるで国民皆兵だ)を練り上げた。 彼の死後もフス派は中欧最強の兵力であり続けた。しかし、神聖ローマ帝国の経済封鎖にあり、やがてフス派は困窮、略奪軍に成り下がる。穏健派はカトリックと一応の合意をとるが、ラディカルな者たちが戦いを続け、フス戦争の最後へ。 もともとが農民の集まりだけあって分裂もしやすく、各派閥の関係はなかなか理解しにくいところもあっただろう。フス派の中にも、アダム派、ターボル派、オレープ派、聖杯派など分派がある。それらを描ききった作者に脱帽する他ない。シャールカをどの派閥にも属さないキャラクターとして描くことで、どの派閥をも描くことに成功するとは……。 途中で急に舞台がフランスに変わり、ジャンヌ・ダルクすら描く大胆さも含めて大好き。フニャディ・ヤーノシュ(ヨハン)と庶子を設けたシャールカ。ヨハンはこの後にハンガリーの大貴族となる。その息子はマーチャーシュ一世、つまりハンガリー王マティアス・コルヴィヌスその人である。ここでcivilization VIと繋がって脳内で歴史祭りが始まった。端役として出ていたヤン・イスクラはフス戦争後にヤーノシュと対立するが、後にマーチャーシュ一世の配下となりハンガリーの黄金時代へと繋がる。 最後、聖杯派とカトリックは恩讐を越えて同盟を結ぶ。急進派との(ほぼ)最後の戦い、リパニの戦いへ。 参考になる面白いブログをいくつか https://www.saiusaruzzz.com/entry/2018/01/21/180746 https://reki.hatenablog.com/entry/190423-Ancient-Czech-Myth

Posted by ブクログ

2018/11/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

フス戦争というマニアックだけども歴史的意義の大きなテーマを扱った作品です。フス戦争は16世紀に始まるルターの宗教改革の先駆けともいえる出来事です。 ストーリーに少し唐突さを感じる部分はありましたが、楽しく読み進めることができました。ジシュカが何を考えているのか全く読めないですね。これからどうなっていくのか先が気になります。 巻末の歴史の解説も面白いです。銃を本格的に戦場で活用したのはジシュカ率いるフス派軍が最初だったんだとか…勉強になります。

Posted by ブクログ

2017/06/21

まさか開始数ページで少女凌辱。 なのにほんわか萌え絵柄というアンバランスが面白い。 ピストルの語源となるピーシュチャラ。 ボヘミア王国。

Posted by ブクログ

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