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風にもまけず粗茶一服 ポプラ文庫ピュアフル
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風にもまけず粗茶一服 ポプラ文庫ピュアフル

松村栄子(著者)

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風にもまけず粗茶一服 ポプラ文庫ピュアフル

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ポプラ社
発売年月日 2014/01/04
JAN 9784591137284

風にもまけず粗茶一服

¥385

商品レビュー

4.3

6件のお客様レビュー

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2019/06/13

シリーズ2作目。前巻は上下巻に分かれていて、主人公にまったく感情移入が出来ず、イライラしました。しかし、この作品はなんとなく落ち着いて読めました。相変わらず、遊馬はなんだか意味不明ながらも、もがきつつ1つのことを成し遂げようとしてます。 その他のキャラたちもいろいろストンとおさ...

シリーズ2作目。前巻は上下巻に分かれていて、主人公にまったく感情移入が出来ず、イライラしました。しかし、この作品はなんとなく落ち着いて読めました。相変わらず、遊馬はなんだか意味不明ながらも、もがきつつ1つのことを成し遂げようとしてます。 その他のキャラたちもいろいろストンとおさまるとこにおさまって、おさまりすぎてちょっとご都合主義なような気がしないでもありませんが。前巻よりは読みやすいです。それにしてもお茶のシーンやほかの箇所で専門用語やお茶碗他の解説多すぎ。飛ばしたくなりました。でも続編、期待します☆

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2018/03/03

おもしろかった。少しの突っ込みどころを残して… このシリーズの本との出会いは新聞の下の広告。新聞を読む楽しみの一つがこの広告との出会い。 ただ紹介されていたのは続編で、これまでこのシリーズを読んだことがなかったため、まずは初めからと思って、3冊を読了。 続編がどこまで描かれてい...

おもしろかった。少しの突っ込みどころを残して… このシリーズの本との出会いは新聞の下の広告。新聞を読む楽しみの一つがこの広告との出会い。 ただ紹介されていたのは続編で、これまでこのシリーズを読んだことがなかったため、まずは初めからと思って、3冊を読了。 続編がどこまで描かれているのか知らないが、まずは遊馬のその後が知りたい。そこが描かれないまま終わったので、ちょっと不完全燃焼のような気分… 一つ一つの物事を深く考えず、感じたまま行動するように見える中に、鋭い観察力があったり持って生まれた才能や性分のようなものが人を引き付けたり、思うままに動かす遊馬は、とても魅力的だと思う。 この子が現代では簡単には体験できない『修行』を経て、何を感じどう変わっていくのか。もしかすると周りを変えていくのかもしれないので、今よりもっと東と西が仲良くなればいいのになと期待しておこう♪

Posted by ブクログ

2017/10/11

雨にもまけず粗茶一服の続編、というか後日談。 かなり序盤で、これ、あの人のことかな、というのに出会います。こういう時、実はミスリードでそれがお約束というお話も多いのですが、そういう楽しみ方をする本ではありません。。 心がほどけていく過程を固いつぼみがほころんでいくところを眺め...

雨にもまけず粗茶一服の続編、というか後日談。 かなり序盤で、これ、あの人のことかな、というのに出会います。こういう時、実はミスリードでそれがお約束というお話も多いのですが、そういう楽しみ方をする本ではありません。。 心がほどけていく過程を固いつぼみがほころんでいくところを眺めるように素直に味わうのが、吉です。 雪麿さんとカンナさんの結納の時の茶事の奥深さ。伝統と格式のある家の間の婚礼で、全く違う文化が背景にあれば、にっこり笑いながらの鞘当のようなものはあるのがむしろ当然。その中で、相手に迎合するでもなく、対立するのでもなく、もてなしながら自己主張は忘れず、これからの関係を結んでいこうとする、それでいて、他にはない行き届いた美しさ。高度の外交のようでした。そうそう、東京vs京都というのは、東京vs大阪以上に難しい関係かも知れません。 同じ茶事でも、荒れ寺の一室で、大工の卵やら匠の域に達している畳屋さんやら、縁のあったいろんな人の知恵や手や力を借りて、拾い物やらなんやらをかき集めての「山賊の茶会」。作法も何も見よう見真似でお客は擦り切れたTシャツ姿やら作務衣やら。そのあっけらかんとした空気が読む方にもご馳走。 でも、主人公は、自らの求める茶の道は、この楽しい山賊の茶会ともまた別のところにありそうと感じる。つり橋上の一畳の畳の先にそれはありそうと言う。彼がこれから見つける茶道はどんなものになってくのか、興味津々。 最終盤のカンナさんと家元の茶会でのやりとりも、どこかすれ違ってて、ふと含み笑いがもれます。結局、彼はこまったおじいちゃんってとこでしょうか。 茶道をテーマにした小説は、意外に少ないのでしょうか。いろんな「景色」が見えて、楽しゅうございました。

Posted by ブクログ

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