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文豪たちが書いた 怖い名作短編集
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文豪たちが書いた 怖い名作短編集

彩図社文芸部(編者)

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文豪たちが書いた 怖い名作短編集

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商品詳細

内容紹介 名作ばかり15篇。怖い話も、奇妙な話も!
販売会社/発売会社 彩図社
発売年月日 2013/12/26
JAN 9784883929665

文豪たちが書いた 怖い名作短編集

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商品レビュー

3.6

13件のお客様レビュー

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2024/11/30

2024年11月30日読了。図書館の書棚の地味なコーナーにあった本だが、さすが文豪、実に味わい深く切れ味鋭い逸品ばかりでゾッとしながら読んだ。よくある設定・テーマではあると思うのだけど、文体が醸し出す雰囲気とか文体、テンポかな?小泉八雲『破約』(ラストの一行が怖い!)、久生十蘭『...

2024年11月30日読了。図書館の書棚の地味なコーナーにあった本だが、さすが文豪、実に味わい深く切れ味鋭い逸品ばかりでゾッとしながら読んだ。よくある設定・テーマではあると思うのだけど、文体が醸し出す雰囲気とか文体、テンポかな?小泉八雲『破約』(ラストの一行が怖い!)、久生十蘭『昆虫図』、志賀直哉『剃刀』あたりは実に自分好みでゾワゾワしながら・一刻も早くラスト一行にたどり着きたい思いで読み進まされた。作者を見ずに読んで「ああ、この人の作品だったのか…!」と感心する読み方をしても面白かったかも、もはや自分の脳を総とっかえしないと体験できないことだけれど。

Posted by ブクログ

2024/07/24

「怖い話」なんて言葉じゃもったいない。 言葉が美しい。品があり、情感豊か。 これぞ日本の怪談。心に滲みてくる怖さ。血の通った気味の悪さ。 だから怖い。私もどこかで知らず怪異と縁を結んでしまったらどうしようって気持ちがじわじわ湧いてくる。 夢野久作「卵」★★ 卵をくれたのが露子さ...

「怖い話」なんて言葉じゃもったいない。 言葉が美しい。品があり、情感豊か。 これぞ日本の怪談。心に滲みてくる怖さ。血の通った気味の悪さ。 だから怖い。私もどこかで知らず怪異と縁を結んでしまったらどうしようって気持ちがじわじわ湧いてくる。 夢野久作「卵」★★ 卵をくれたのが露子さんだとしたら露子さんが怖い。露子さんじゃないならそれも怖い。卵の正体が不明なのも怖いし、こうなってくるとたぶん普通の人であろう、新しい次のお隣さんも怪しく見えて怖い…!! 夏目漱石「夢十夜」★★★ ラスト数行の鮮やかさよ。 江戸川乱歩「押絵と旅する男」★★★★★ これぞ奇譚。これぞ乱歩。夢のような話なのに、嘘くさくない。お話の内容じゃなくて乱歩の鬼才ぶりがもはや怖いって。 小泉八雲「屍に乗る人」★★★★★ 当事者だったらと思うともう怖くて泣く。 小泉八雲「破約」★★★★★ 死んだ奥方も含め…誰も悪くないんよ…猟奇的な描写がそこそこあるのに、下品なスプラッタ感がないのが不思議。 小川未明「赤い蝋燭と人魚」★★★★★ 老夫婦の豹変ぶりは確かに恐怖。哀しい名作。 小川未明「過ぎた春の記憶」★★ 何一つ、怖い描写や気持ち悪いものは出てこないのに、最後の絶望感ときたら。正一、どうなってしまったん…?? 久生十蘭「昆虫図」★★★ ことさらに虫を気味悪く書いてるわけじゃないのに、ゾワッとさせられる。てか、青木が一番怖いんですが…!! 久生十蘭「骨仏」★★ 読む前とあとで、最初の「今日はどうです」の意味が全然変わってしまう。見事。 芥川龍之介「妙な話」★★★ 芥川にかかると怪談もこんな色っぽくなるのね。 志賀直哉「剃刀」★★★★ 剃刀の切れ味を知っているから、話の途中が怖くて怖くて…やめて!思いとどまって!! 岡本綺堂「蟹」★★★ 哺乳類じゃなくて蟹というのがうまいなぁ。 火野葦平「紅皿」★★ 河童の世界も世知辛いね… 内田百閒「件」★★★ 怖い話にしてはなんだか呑気で、オチが平和な話。でも、ちょっと悲しい気持ち。 内田百閒「冥土」★★ 読んでる間、ずーっと目の前が暗い感じがした。手元は見えるけどちょっと先が見えないくらいのもどかしい暗さ。死んだ父と夢で会ったか、自分も死にそうになって黄泉と現実の間で父を見たか。

Posted by ブクログ

2023/05/07

本の名前の通り様々な文豪が書いた怪談小説 作者によって特徴などは変わってくるが、日本の怪談らしくジワジワとした恐ろしさや、気味の悪く後味が気になる感じが良かった

Posted by ブクログ