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いのちを選ぶ社会 出生前診断のいま
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いのちを選ぶ社会 出生前診断のいま

坂井律子【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 NHK出版
発売年月日 2013/12/21
JAN 9784140816226

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商品レビュー

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2017/08/16

出生前診断の今後について、とても考えさせられる。フランスやイギリスの現状を見てみると、既に全妊婦が出生前診断対象とされ、その結果による堕胎も96%と報告されている。出生前診断の賛否を語る医者や関係者の言葉が、あまりにもストレートで辛く感じる部分もある。障害をもっていても安心して暮...

出生前診断の今後について、とても考えさせられる。フランスやイギリスの現状を見てみると、既に全妊婦が出生前診断対象とされ、その結果による堕胎も96%と報告されている。出生前診断の賛否を語る医者や関係者の言葉が、あまりにもストレートで辛く感じる部分もある。障害をもっていても安心して暮らせる福祉の充実が必要である。とは言えその為の財政は有限。個人が選択する方向が一致することによる新優生学は確実に進んでいる。フランスでの出生数が改善した事と全妊婦出生前診断には関連があるのでは?

Posted by ブクログ

2014/02/06

技術の進歩に倫理や価値観や世の合意が追い付いていない出生前診断の話。 検査自体の正しい知識も、検査で見つかる障害についての知識も足りないまま、親たちは選択を迫られる。 そうやって、わからないまま混乱した状態で下した「自由な選択」は、優生思想のようにしか見えない。 この本はとても...

技術の進歩に倫理や価値観や世の合意が追い付いていない出生前診断の話。 検査自体の正しい知識も、検査で見つかる障害についての知識も足りないまま、親たちは選択を迫られる。 そうやって、わからないまま混乱した状態で下した「自由な選択」は、優生思想のようにしか見えない。 この本はとても丁寧に、親たちが悪くならないように気をつけて書かれている。 私はあんまり親の人に優しくなれないから、やっぱり「子供が欲しい、でもこの子は要らない」って言えちゃう人に親なんかやって欲しくない。 障害児を生むのが怖いから子供を作らないというならわかるけど、作ってみて障害児ならおろすってのは理解できない。 でも、なんにも知らない状態でいきなり「障害児です。育てられるの?」って言われたら怯むよなあと思った。 障害のある暮らしがどのくらい大変でどのくらい大丈夫なのかってのは、チラっと見るだけじゃわからない。 ちゃんとつきあって知り合ってみないとわからない。 知らないまま殺させられてしまうのは「自由に選んだ」つもりの親にとっても不幸だ。 たくさんの関係者がこの人たちは殺されていいほど有害だったり不幸だったりするわけじゃないという姿を伝えようとしているのが印象的だった。 妊婦みんなが検査を受けられるフランスでは、ダウン症と診断された子の96%が堕胎されたという。 ここまで偏った結果が出るのは、障害児を育てる準備するために調べるという発想をできない社会ってことだ。 そして、ダウン症が標的にされるのは、障害が重篤だからではなく、生きるから。 生きられない子を生まずに済むための検査だったはずが、いつのまにか「生きやがる」障害者を見つけて捨てるために使われている。 フランスの医師会の人が、反対派を「あの人はガチガチのカトリックだから」とレッテルをはったり「少数派だから気にする必要はない」と切り捨てていたのが怖かった。 2010年にジュディス・バトラーがベルリン・パレードからの賞を拒否した時のスピーチ映像の中で、主催者側が「でもあなたは少数派だ」と言っていた(と思う)。 マイノリティの運動の場なのにそんな台詞が出てくることに衝撃を受けたことを思い出す。 少数派である障害者の命を、少数派は気にしなくていいと言い切る人が決めていく。 身近に障害者と接したことのない人が勝手に命の価値を決めて、身近に障害者と接したことがない親に恐怖を植え付けてる。 本人のいないところで命の価値が勝手に決められていることがものすごく恐ろしい。 「健康な子を望む」のと「病気や障害があったら産まない」は違うのではないかという著者の言葉に、「きのう何食べた?」を思い出した。 7巻だったか、思いがけず妊娠してしまった人が、妊娠したくない理由はたくさんあったけれど、それらはこの子をおろす理由にはならなかったと言うシーンがある。 考える余裕と、育てられる社会があったなら、同じ結論に至る人はもっとたくさんいるはずなんだ。 産まない人もいるだろうけど、こんなに偏るはずがない。 関連 『死の自己決定権のゆくえ』http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4272360698 死ぬことも生まれることと同じように歪んでる。

Posted by ブクログ

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