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渡良瀬
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2013/12/27 |
| JAN | 9784000259408 |
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渡良瀬
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渡良瀬
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商品レビュー
3.4
7件のお客様レビュー
筆者の略歴を見るに、私小説なのだろうか。新たな工場で働き始めたばかりの電気工の日常が、その仕事内容までも小説では通常ないディティールの細かさで描かれている。そのため、本来まったく重なるところはない一人の男のつつましい毎日、家族や日常に関する悩みや小さな喜び、そして昭和天皇が息を引...
筆者の略歴を見るに、私小説なのだろうか。新たな工場で働き始めたばかりの電気工の日常が、その仕事内容までも小説では通常ないディティールの細かさで描かれている。そのため、本来まったく重なるところはない一人の男のつつましい毎日、家族や日常に関する悩みや小さな喜び、そして昭和天皇が息を引き取るまでの数ヶ月間の時代の空気までも、自分が経験したように追体験できる。大きな事件は何も起こらないが、なにか心の中に鋤を入れて耕すような、地道な手応えの感じられる一冊だった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
渡良瀬川は、足尾鉱毒事件で死に、今またコンクリートと水門で死につつある。渡良瀬遊水地は栃木、群馬、埼玉、茨木にまたがっている。東北本線古河駅の近く、平塚電機製作所に勤務する南條拓28歳の物語。電気工の仕事ぶり、妻と3人の子供たちとの暮らしがとても丁寧に描かれています。時代は昭和の終わり、平成に移る前の頃。377頁、大作だと思います。佐伯一麦「渡良瀬」、2013.12発行。
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几帳面な描写が、ちょっとくどいと思うところもあるが、これが作者の人柄を感じさせるスタイルなのだろう。事件らしいこともない日常が生き生きと描かれているのがいい。
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