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二人の先生は僕の危険な恋人 フランス書院文庫
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二人の先生は僕の危険な恋人 フランス書院文庫

秋月耕太(著者)

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二人の先生は僕の危険な恋人 フランス書院文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 フランス書院
発売年月日 2013/12/26
JAN 9784829619735

二人の先生は僕の危険な恋人

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2014/01/29

2人の美教師がショタコン風味で1人の少年を奪い合う

プロローグで中学生の少年が出てきて秋月作品初期のテイスト復活か?と思わせるが、これは過去の回想であり、その2年後に主人公が高校へ進学してからが本編となる。しかし、そのプロローグに後の火種が灯されており、結果として2人の女教師が1人の生徒を旺盛な嫉妬心で奪い合うことになる作品である...

プロローグで中学生の少年が出てきて秋月作品初期のテイスト復活か?と思わせるが、これは過去の回想であり、その2年後に主人公が高校へ進学してからが本編となる。しかし、そのプロローグに後の火種が灯されており、結果として2人の女教師が1人の生徒を旺盛な嫉妬心で奪い合うことになる作品である。 静江:眼鏡の似合う清楚で生真面目な高校教師。主人公と同じマンションに引っ越してから甲斐甲斐しく世話も焼いている36歳。 麻紀:中学生時代の教育実習生。年上お姉さんの態度で終始優位に振る舞い初恋の人となる。23歳の時に主人公と再会を果たす。 静江先生との前半と麻紀先生(と呼んでおく)との後半とに大別される構成だが、主人公の恋心の変遷は必ずしもこの順番ではないところに妙味があり、一度は袂を分かった麻紀先生との再会に展開としての上手さがある。自宅だけに留まらず学内の様々な場所も舞台として放課後の許されぬ逢瀬と爛れた情交が描かれており、とりわけ20歳も年上の静江先生が真面目故に背徳の禁忌を大いに憂いつつ未亡人として亡夫では決して得られなかった愉悦を覚えて揺れ動く心情に高い興奮を得ることができる。また、主人公から迫られては窘める言葉を発しながらもじわじわと責め込まれて次第に昂ぶってしまう反応はいやらしいことこの上なく、最終的には「私はあなたのもの」という境地にまで至る母性愛含みの想いがとても深くなる静江先生である。 一時的に退場する静江先生に代わって後半のメインヒロインとなる麻紀先生だが、過去の経緯もあって優位な誘惑を主とする好対照な情交となる。そして、以前とは違って経験を積んだ主人公の責めに翻弄される逆転の官能が光るのだが、それでも最後まで「あなたは私のもの」という想いを強固にしていく麻紀先生である。ただ、教室こそ違えど静江先生の時と似通ったシチュエーションでピンチを招く場面などは状況的な使い回し感もあったので、ここはもう一捻りがほしかったところか。 「黒本」としては一連の新堂麗太作品を彷彿とさせるかの嫉妬の応酬を経つつも年の差の遠慮と若さの押しで立ち場が逆転してから和解的解決に至るところでは主人公の頑張りもあって流れは良い。最後は主人公の軽い有頂天振りが僅かながら鼻につくかもしれないが、これはむしろ静江先生が当初の凛とした佇まいからのギャップというか、少々堕ち過ぎて主人公に傅き過ぎに写るからかもしれない。あと、個人的には静江先生を表す「年増女」や「おばさん先生」といった表現には軽い抵抗を覚えた。静江先生も最後には自ら「おばさん」と言ってしまっているが、イマドキ36歳は全然おばさんじゃないでしょ、という違和感が残る。 それでも、しかしなお高い興奮度を誇る情交描写の淫猥さは他の追随を許さぬ程であり、ハマれば男の肉欲桃色煩悩琴線に触れ捲る官能がこれでもかと続くと言わねばなるまい。ホントに……あぁ、いやらしい。

DSK

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