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日本が誤解される理由 イースト新書
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日本が誤解される理由 イースト新書

金慶珠【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 イーストプレス
発売年月日 2013/12/09
JAN 9784781650180

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商品レビュー

3

5件のお客様レビュー

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2014/03/28

日本人の価値観などを貫こうとする頑固な姿勢では柔軟な対応ができない 「危機に立ち向かうリーダーシップが」海外からは「「日本の右傾化」や「国家主義の復活」などと報じられています。」 「アジア」の概念のもとに韓国や中国、東南アジアなど日本の周りにある日本より劣った国々という風に見...

日本人の価値観などを貫こうとする頑固な姿勢では柔軟な対応ができない 「危機に立ち向かうリーダーシップが」海外からは「「日本の右傾化」や「国家主義の復活」などと報じられています。」 「アジア」の概念のもとに韓国や中国、東南アジアなど日本の周りにある日本より劣った国々という風に見ている いまだに西洋>日本>アジアの序列意識ある アジア諸国が日本をモデルに追いかけようとしていた時代は終わり 「日本特殊論」の自己イメージが、日本を内向きにさせている 「「外国人犯罪」をすごく怖がる。それは、異質なもの、すなわち馴染みがあって信頼できる「ムラの人々」以外に対する拒否感だ」 文明開化など、本来外国のものを取り入れて日本国にアレンジすること得意なはず 日本と韓国両方集団主義の傾向にある似た国 儒教の影響が韓国の方が少し強い 儒教ー「現世の仕組みを徹底的に解明しようとしている」集団を重視する 韓国より「人に迷惑をかけない」ということを重視し、比較的自己主張に積極的ではない 「連帯」から外されるのを大変日本人は恐れる ⇒他人に迷惑をかけないように 韓国では成果を出し、プラスの評価を得ることで「連帯」を維持しようとしている 「日本の組織内の競争は、リーダーになるための競い合いではなく、ちょうどいい立ち位置に着くためというか、恥をかかないための競争」 「トップダウン型の経営スタイルは韓国企業の個性」 韓国でサラリーマン社長のような存在めったにない 例外:李明博元大統領 日本人の自虐観ー他国そのように思ってない 人口・経済トップ、軍事力も日本人思うほど低評価されていない 「軍事的には日米同盟の下で現実路線を歩んできた一方、経済的には「ODA外交」で独自の成果を上げてきました。」 日本ODAー主に借款 →あまり口を出せない⇐過去の歴史影響 ⇒日本に対する東アジア国の好評価 憲法改正に韓国反発(世論) ある程度尊重(国際政治の専門家)→軍事協力望む ex)日韓軍事情報包括保護協定締結の模索 ←アメリカの希望 日本人は、日本がいまだアジア一の先進国だった時の見方をしている 東アジア相互の信頼関係 各国とも国内問題を外交問題にしている

Posted by ブクログ

2014/03/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

まずこれは日本社会文化論であるということ、これを押さえておきたい。 で、本書は3章と対談からなる。 第1章はあえていえば日本文化論 「日本には序列化された世界観というものがある」。その序列化された世界観が今の世界の現状と異なって来ておりそれが閉塞感を生んでいるのではないか。 そもそも、日本文化の本質は、異質のものを何でも取り込む雑食性であったはずなのだが。 第2章はあえていうと組織文化論かな 儒教文化の影響下にある日本は、個人の心的態度が集団との関係性に向けられている点で、個人の内面に向けられている西洋文明とは異なる。 同じく儒教文化を持つ中国、韓国と比較すると日本は極端「均質性、付和雷同性」を持っており、そのまとまりの良さがパフォーマンスの力の良さにつながる面がある。(そうじゃない面はたくさんいわれているけど) 第3章は国際関係について記述。 (ここはとばす) で、すごいのは最後の東浩紀との対談 ここだけでも読む価値あり。 というか、本書の内容をすべてあらわしているうえにプラスアルファがある。

Posted by ブクログ

2014/01/26

金慶珠氏の新刊。 著者前作の『歪みの国・韓国』では、日本のマスコミからは知ることができない韓国の本当の姿を紹介していたが、今回の本は、なぜ日本が隣国から誤解されるのか、その理由を日本にも韓国にも精通する氏が紹介している。日本のメディアばかりを追いかけていると気づかないような意見...

金慶珠氏の新刊。 著者前作の『歪みの国・韓国』では、日本のマスコミからは知ることができない韓国の本当の姿を紹介していたが、今回の本は、なぜ日本が隣国から誤解されるのか、その理由を日本にも韓国にも精通する氏が紹介している。日本のメディアばかりを追いかけていると気づかないような意見が書かれいて面白く、外から日本がどう見えているのかを知るには役に立つ。 ラーメン屋の頑固オヤジが嫌いなタイプの日本人らしい。日本人の価値観や文化を『日本はこうなんだ』と頑固に言い張る内向きな姿勢がダブルらしい。ラーメン屋の頑固オヤジは確かに腹が立つ。 日本は秩序は素晴らしいが、それがあ・うんの呼吸でしか成り立たないのであれば、今後の日本に閉塞感を感じさせ、先が思いやられる。 日本には古い伝統、歴史、固有の文化があるとよく言うが、それはどこの国にもある。むしろ西洋文化を日本文化に取り入れる「和魂洋才」の底力が優れているのである。 中国・韓国では、なにかに対して成果を出すプラス側の評価が面子を立てることになる。他人に迷惑をかけない、マイナスの行為をしないことによっては保たれるものではない。他人に迷惑をかけないことを重視する日本の子育ては理解できないらしい。 韓国でも日本と同じように「うちもの」と「よそもの」がある。親族では、母方の親族は全てよそ者として扱われ、母親も血縁とされない。一族の女の子も一度家を出ると「主家下人」と扱われる。 日本は韓国から見れば立派な軍事大国である。アメリカ、中国、フランス、イギリス、ロシアに継ぐ世界6番目の防衛費である。警戒するのは当然らしい。 中国や韓国で反日デモが起こると、『あれだけODAなどで援助したのに恩知らずだ』と日本人はすぐ言うが、これこそが成金的発想で、日本がなぜ他のアジアの国から尊敬されているかを知るべきだ。 憲法改正によって日本が戦前のような軍国主義に戻ることは無いというのは韓国の専門家もわかっているが、韓国国内世論ではまだ日本を疑っている。国民レベルでの相互理解がまだまだ足らない。 日本人の頭に序列がある。まず欧米があり、次に日本があり、それからアジアがある。福沢諭吉の脱亜論からかわっていない。

Posted by ブクログ

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