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隔離の島
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2013/12/18 |
JAN | 9784480832054 |
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隔離の島
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商品レビュー
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とても重層的な物語。物語の大半は、19世紀末にモーリシャスに渡航中、船上で発生した天然痘のために沖合の島に隔離されたフランス人青年が現地のインド系の少女と出会いその原初的な力に魅了されていく過程を詩的に表現したものだが,同時にその少女の母がインドからモーリシャスに連れてこられる航...
とても重層的な物語。物語の大半は、19世紀末にモーリシャスに渡航中、船上で発生した天然痘のために沖合の島に隔離されたフランス人青年が現地のインド系の少女と出会いその原初的な力に魅了されていく過程を詩的に表現したものだが,同時にその少女の母がインドからモーリシャスに連れてこられる航海の途上、やはり天然痘とコレラによって同じ島に隔離された歴史があること、20世紀末の又甥にあたる語り手が自らのルーツであるモーリシャスを訪れる回想も綴られる。読み応えのある小説だった。
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「…すべてが不滅になることが、あまりに現実的になることが、不意に怖くなった。まるで実際に境界線があって、それを越えるともう後戻りができないみたいだった」 3週間かけてようやく読み終わった。長かった。 <根源への旅>三部作の第2作。前作「黄金探索者」が破格の素晴らしさだったけど、こ...
「…すべてが不滅になることが、あまりに現実的になることが、不意に怖くなった。まるで実際に境界線があって、それを越えるともう後戻りができないみたいだった」 3週間かけてようやく読み終わった。長かった。 <根源への旅>三部作の第2作。前作「黄金探索者」が破格の素晴らしさだったけど、これもとても良かった。 大部でなかなかな話が展開しないが、ゆっくり蛇行して進むことがかえって小説を読むことの面白さ楽しさを示してくれる。そうしてたどり着く最後の余韻もいい。
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